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 Diary 2005年3月8日(Tue.)

すごい

 タカハシくん来店。「とうとう明日です。明日には外国に行くんですね、ボク。す、凄い!!!」

 うーん、いまどき外国に行くぐらゐ、それもツアーで行くぐらゐ、別にそれほど凄くないと思ふぞ。いや、でも、まー、タカハシくん的には凄いのかもな。

「周りがみんな外人で、外国語なんですよねー、そ、想像できません!」

 むむ、向かうに着いたら、道行く普通の人にでもサインを貰ひかねない勢ひだな。でも、タカハシくんは日本にゐても、周りはみんな異邦人みたいなもんだし、日本語もよく分かつてゐない(特に漢字は読めない)から、外国に行つてもあまり変はらないんぢやないか。それを考へると、そんな状態で22年間も日本で生きてきたタカハシくんの方がすごい! てな感じだな。

「ボクの目標は、向かうのレストランに一人で入つて、ちやんと注文して料理を食べることです。イタリア語も分からないし、最初はそんなこと無理だと思つてゐたんですが、マツヤマさんに勇気づけられて、やらうと決意しました」

 さうだね。マツヤマさんも初めてフランスに行つた時、ウエイターを30分ほど待たせて、辞書をひきながらメニューを読み込み、注文したんだよね。確かに、それは凄い話だ。さすがマツヤマさん。

「凄いです。ボクも見習はなくては」

 うむ、是非見習つてくれ。なんだか凄いことになりさうだけど。

 ババさん来店。狂牛病について、日記に書いたやうな話をする。

「さうだね、確かに狂牛病そのものは、そんなに騒ぐほどの事ぢやないかもね。でも、知つてます? アメリカの牛ッて、やはり酷いんですよ。ブロイラーみたいなもんなんです。」

 あー、それ、小林よしのり達も言つてゐました。なんでも狭いところにギュウ詰めで立つたまま飼育してゐるんですよね。それでもう反芻もできなくなつてゐるといふ。そんなの、牛ぢやない。

「さうなんですよ。だからそんなものを『牛肉』として売るのは止めてほしい。ほとんど詐欺です」

 さう言へば、いはゆる安い牛丼ッて、全く牛肉の味がしませんしねー。あれは醤油とかで人工的に「牛丼の味」を作つてゐるんですよね。

「だから、狂牛病そのものより、そつちの方が問題ぢやないかと」

 うーむ、やはり魚を食べてりゃいいんぢやないですか、日本人だし。(でも、日本の近海魚にはダイオキシンが含まれてゐるのであつた)

小川顕太郎 Original: 2005-Mar-12;