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 Diary 2005年4月20日(Wed.)

THE FIRST LADY

 今の歌手で一番好きなのは誰だらう? と考へることがたまにあるが、それはそれこそその時々によつて色々であつて、そもそも私は「一番好きなもの」を決めることが苦手、といふかそんなものを決めるのは不可能と思つてゐる人間なので、かういふ問ひを考へるだけ無駄といふものなのだが、それでもさういつた時に常に浮かんでくる名前がいくつかあつて、さしづめその名前こそ「一番」とは言はないものの「限りなく一番に近い」ものだらうと思ふのだが、そんな名前のひとつが「FAITH EVANS」である。

 フェイス・エヴァンス(FAITH EVANS)はいい。何がいいッて、楽曲がいいのは勿論だけど、声と歌ひ方、そして何よりルックスがいい。とにかくどれをとつても私好みで、間然するところがない。官能を限りなく刺激されて、これぞ音楽を聴くことの楽しみである、と至福の境地で遊ぶことになる。そんなフェイス・エヴァンスの新作『THE FIRST LADY』が出た。なんと今作は、バッドボーイを出てキャピトルから。フェイス・エヴァンスと言へば、バッドボーイの看板歌姫だつた訳で、これは一寸した事件といへるだらう。さて、どうなつてゐるのか、と些か心配しながら購入したのだけれど、まづジャケットを見て安心した。いい! やつぱりフェイス・エヴァンスはいい! 裏ジャケを見る。いい! どことなくデスチャのミシェルに似てゐる。やはり私の好みはこの辺か、と再確認。中の写真を見る。いい! ほんとにいい。写真集がほしい。音を聴く前に100%満足してしまつた。でも、もちろん聴いてみる。冒頭、いきなり、ファレルの声が聞こえてくる。…お、お前はもうエエーッちゅーねん! と叫びさうになつたのだが、続いてフェイス・エヴァンスの声が飛び出してきて、おおおー! と嘆声をあげてしまつた。いや、素晴らしいです、やはり。最後まで一気に聴き通したが、いい。前作までと較べて、少しばかりポップ、明るめになつたやうな気もするが、そんな事は結構どうでもよくて、とにかくフェイス・エヴァンスが堪能できる。大切なのはやはりそれだ。傑作、個人的には。200%満足です。

小川顕太郎 Original: 2005-Apr-20;
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