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 Diary 2005年4月3日(Sun.)

レター・フロム・タカハシくん

 タカハシくんから手紙が届いた。ガムテープで留められた封筒を開けると、中からルーズリーフが一枚半出てきて、そこにタカハシくんの字で近況が報告してあつたのである。それによると、タカハシくんは休み無く仕事ばかりの日々で、店が終はると自転車で30分ほど飛ばして家に帰り、寝るだけの生活。職場以外での友人もなく、東京の街のことも全く分からず、先行きに少し不安を覚えてゐる、といふ、ほぼ我々が予想してゐた通りの毎日を送つてゐるやうだ。それでも新しい職場自体は面白いらしく、「今から覚えることが沢山あって楽しみですよ。(ママ)」との事だ。うむ。で、私あてに「日記でたまには僕の名を呼んでください。(ママ)」と要望が書いてあつたので、それに答えてみる事にする。

 Big Shoutout!! タカハシくん! なんとか無事に東京で新しいスタートがきれたやうで、同慶の至りだ。我々は果たして無事にタカハシくんが東京に行けるのか、行つたとしても新しい職場の場所を覚えてゐるのか、そもそも本当に新しい職場なんてあるのか、妄想ぢやないのか、などと気を揉んでゐたのだ。まだ新生活が始まつたばかりなので、色々と慣れないこともあるだらうから不安にもなるだらうけど、なに、心配する事はない。すぐに慣れる。慣れれば、不安に思つてゐた事なんかもすぐに忘れる。ついでに自分が京都にゐた事も、オパールに通つてゐた事も忘れるだらう。少なくとも、オパールに対する感謝の念は、迅速且つ完璧に忘れるやうな気がする。そんな事にならないやう、早いうちに感謝の念を表しておきなさい。目に見える形で。後で私の銀行口座を教へます。

 ところで、このやうに手紙を書くのはとても良いことだ。字を書く機会なんて滅多にないだらうから、多少無理をしてでも、手紙を書くやうにしなさい。字が間違つてゐたり、文章が変だつたりするけれど、書かなければこれは直らない。間違つてゐるところは教へてあげるから、これからも頑張つて手紙を書き続けて下さい。とりあへず、次回から自分の名前は間違はずに書くこと。全てはそこからだ。

「いつまでもOPALがあってください。大きくなって帰ってくる予定ですので。まっててください。(ママ)

 レター・フロム・タカハシくんでした。

小川顕太郎 Original: 2005-Apr-7;