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 Diary 2004・3月28日(SUN.)

アサミさん来店

 アサミさん来店。京都を離れてから随分経つので、久しぶりの来店である。本日は会社の仕事でインドの人を京都観光に案内せねばならなくなり、京都まで来てゐたので、帰りにオパールに寄つてくれた、といふ訳だ。

 このインドの人はイスラム教徒であり、カーペットを常に携帯してゐて、時間がくればそのカーペットを地面にひいてその上でメッカに向かつて礼拝をしてゐたさうだ。食事は絶対にマクドナルド。これはマクドナルドが好きといふよりも、訳の分からない日本の店に連れていかれて、そこで誤つて豚肉を口にしてしまう事を避けるためのやうだ。さすがイスラム教徒! と言ひたい所だが、彼に言はすと、彼のやうに熱心なイスラム教徒はいいけれど、さうでもないイスラム教徒も多く、彼らは海外に旅行すると、メッカへの礼拝はしないわ、酒は飲むわ、といふ体たらくださうだ。まァ、アラーの神さまは寛容らしいから、いいとは思ふんですけれど。

 このインド人はさすがに熱心なイスラム教徒だけあつて、金閣寺や清水寺などを廻つたらしいのだが、仏像といふものの存在が理解できない! としつこくアサミさんに絡んできたさうだ。つまり偶像崇拝を容認できない、といふ事で、なぜ人智を超へた存在である神を形にできるのか、神そのものではなくこんな像を拝んでゐていいのか、と再三きかれ、アサミさんは少々うんざりしたのだといふ。

 ハッシー & YO!ちやん来店。最近は英語の勉強に燃えてゐるハッシーだが、習ひ覚えた事をいちいち YO!ちやんに、これ知つてゐるか、これ分かるか、としつこく尋ねるので、YO!ちやんはかなーーーりうんざりしてゐるさうだ。うーむ。

 フクイくん来店。フクイくんのお店「a little beaver」のサイトでは、毎日更新で「ビーバージオラマ劇場」(略して「ビーラマ」)といふ素敵なコーナーがあつて、トモコも毎日楽しみに見てゐるのだが、最近見始めたハッサクさんもお気に入りで、是非いままでの分も遡つて見たいと、フクイくんに「バックナンバーは見られないんですか?」と尋ねると、フクイくんは「え? あ、あー、まァ、それは、やつて出来ないことはないけれど…ユマ・ボマーとか? 見たいんですか?」と答へた。そこにゐた一同は、みな「?」といふ表情を浮かべたのだけれど、私はすぐに事の真相を看破した。フクイくんは、「バックナンバー」と「爆弾魔」を聞き違へたのだ!

 今日はロマンザにてカット。ちなみにハッシーも本日ロマンザにてカットをしたのでした。

小川顕太郎 Original: 2004-Mar-30;