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 Diary 2003・3月24日(MON.)

詐欺メール

 本日、詐欺メールが届きました。内容は以下のやうなものです。

 体裁は請求書になつてをり、アダルトサイトへの未払い分のお金を大至急払つてくれ、我々は取り立て代行業者である、もし下記の口座にいついつまでにお金を振り込まない場合は、あなたの家まで取り立てに行く、その時は手間賃として約 10 倍のお金を請求する、といふやうな事が書いてあるのです。どうなんでせうね、これ。身に覚えのある者、身に覚えがなくてもコンピューターに弱くて、何かの間違ひでかういふこともあるか、と考へてしまうものが、ついついトラブルを避けたくてお金を振り込んだりしてしまうのでせうか。たとへば、数万人にこのやうなメールを出し、そのうちのごく一部、100 人くらゐがお金を振り込んだとして、大体請求額が 2 万円弱でしたから、200 万円近くのお金が転がり込むことになります。ううん、どうなんでせう。しかし、ホントにこんなものに引つ掛かる人がゐるのでせうか。まあ、ゐるんでせうね。その割合がどれぐらゐなのか、ちよつと興味があります。

 DVD で『マルタの鷹』(ジョン・ヒューストン監督 1941 年)を観る。真相は何なのか、誰が本当のことを言ひ、どこまでが嘘なのか、みんな何を考へてゐるのか、全てが宙吊りのまま、もの凄いスピードで話が進んでいく。そして、ラストのボギーのセリフで、圧倒的な感動に包まれる…。さすが、と納得の傑作であつた。小学生の頃、ジュリーの『カサブランカ・ダンディ』を聴いて以来、いつかはボギーの格好良さを理解したいものだと思つてゐたが、やつと分かつた。ボギー、格好良すぎます。

小川顕太郎 Original:2003-Mar-26;