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 Diary 2001・1月8日(MON.)

成人の日

 タマイくん来店。タマイくんが横浜に引っ越して以来会っていなかったので、約 2 年振りの再会となる。久闊を叙す。彼は日本のジェネラル・ジョンソンを目指すシンガーソングライターなのだけれど、現在は横浜で植木職人見習いをやっている。もちろん音楽活動もやっていて、今回も大阪のライブハウスに出るため & 実家に顔を出すために、帰ってきていたのだ。彼は私と同じ 1969 年うまれの 31 歳。まあ、これからですよ、と言って別れる。今年の 4 月には京都でライブをするためにまた帰ってくるらしいので、その時の再会を約す。

 可能涼介来店。今日は谷崎潤一郎の墓を見てきたのだという。松子夫人のお墓と並んで置いてあり、どちらがどちらかは分からなかったが、片方に「空」もう片方には「寂」と彫ってあったそうだ。明日には東京に戻る、と言って帰っていく。

 はっさくさん来店。はっさくさんの名前の由来が判明する。それは、はっさくさんが果物のはっさくが好きだから。……。これで「梨」好きのヤマネくんと、「桃」好きのショウヘイ君と、はっさくさんとで、三つ巴の闘いになった。

 オイシンが岐阜から戻ってくる。オイシンは幼なじみの結婚式に出席するために岐阜に帰っていたのだが、マツヤマさんによる先鋭的な髪型、ポールスミスのスーツとシャツとネクタイという、京都あたりではごく普通の格好で結婚式に臨んだら、岐阜ではいたく反発を買い、キャンドルサービスにかこつけて髪の毛を燃やされたり、色付きのシャツを「林家ぺーみたいだ」と嘲笑されたりしたそうだ。「いやーやっぱりオパールはいいなあー」と呟くオイシン。でも我々はもうオイシンは帰ってこないとばかり思っていたので、一様に暗い顔で沈む。

 クラタニくん来店。最後のお客さん。明日からまた会社だと、ブルーな気分に浸っている。

 本日はハッピーマンデーによる成人式。振り袖姿のお客さんが多かった。

 そして私は元気に家に帰っていったのだった。(続く)

小川顕太郎 Original:2001-Jan-9;