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 Diary 2000・10月10日(TUE.)

俺の人生どっかおかしい

 先日ブックオフで 100 円で購入した『俺の人生どっかおかしい』萩原健一(KK ベストセラーズ)を読了。予想通りの好著で大満足。

 この本は、1983 年にショーケンが大麻不法所持で逮捕され、公判を経て判決が下り、人生の再出発を計るまでの事が、自らの生い立ちの回想を交えつつ著されている。さるエッセイで四方田犬彦が指摘していた、ショーケンと中上健次の小説の代表的主人公である「秋幸」との類似も興味深かったが、なにより全編を通して浮かび上がってくる、ショーケンという名のひとりの不良の魅力がたまらない。

 このような良い本が絶版か品切れ状態で店頭で手に入らないというのは、悲しい。実際の所、ビートたけしの『浅草キッド』よりずっと面白い。みなさんもブックオフの 100 円均一棚などを探してみて下さい。

 本日は関西ウォーカーの発売日。ショウヘイ君がオパールの「看板男」として載っているやつだ。オパールにはまだ雑誌が送られてきてないので、私は見ていないが、ショウヘイくんは本屋で見たそうだ。

 ショウヘイくん曰く「ボクはコメントなんかしていない!」。そう、ショウヘイ君の写真の横に、ショウヘイくんのコメントと称するものが載っていて、その中で「スタッフは気さくな者ばかり」と言っているのだ。オパールに気さくなスタッフなんているか? 正確に言うなら「スタッフは気難しくて人見知りなものばかり」だろう。だけどそんな事を書いたら誰も来ないかな? 個人的には、気さくなスタッフばかりの店にはあまり行きたくありませんが。

 本日は関西ウォーカー効果で店は大忙し! と、書きたい所だが、連休明け効果でけっこう暇でした。まあ、そういうもんでしょう。

小川顕太郎 Original:2000-Oct-12;