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 Bicycle Review 2003・5月13日(WED.)

GIANT MR-4F

3. 乗ってみました

 どうもどうも。前回からだいぶん間が開いてしまいましたね。そう、イラク情勢が急展開している間にも、私はボチボチと MR-4F に変更を加え続けていたのであった。ババーン!

  • スピードメーターを付けた。
    (キャットアイ CC-CL200 コードレス 2)
  • ボトルケージを付けた。
    (ELITE チウッシ アルミボトルケージ ボタン付き ブラック)
  • グリップを取り替えた。
    (スペシャライズド グリップ BG- コンフォート)
  • シートピラーを取り替えた。
    (GIANT カーボンラウンドシートピラー SP-CF10-35 350mm)
  • サドルを取り替えた。
    (GPM ステルス G124 フルカーボンベース採用 ブラック 124g 激軽)

 …どうです! カッコ良さが増して、鼻の奥がツーンと来る感じです。買ったままの自転車に乗るのも、ひとつの見識ですが、自転車は、限られたパーツで構成されてますので、ちょこっとしたパーツ交換で、ガラリとその表情を変えるのであった。その表情の変化を愛でる、これをフェティシズムという。

 そんなことはどうでもよくて、約 100km 乗ってみての感想。といっても自転車趣味 3 年目のワタクシの言うことですのであまりアテにしてはいけませんよ。

 MR-4F は、適応身長が 180 センチまで、ということで、身長 185 センチの私にはフレームがやはり小ぶり。サドルの高さは、シートポストを長めのものに交換して何とかなったのですが、手元の窮屈さは如何ともしがたい。

 しかしながら、ロードレーサー並みの重量約 10 kg はやはり軽い! 24 インチホイールの軽さもあってか、グイングインスピードが乗る感じです。かなり細い、約 9 気圧の高圧タイヤですが、リアサスペンションのおかげか、ロードレーサーほどに路面の荒れが気にならないのもグーです。むむむむ、これはいいかも。ロードレーサーのように、くんくんかんかん進んでいく感触は薄いのですが、ホイールの小ささで加速性を補っていると申しましょうか。ストップ & ゴーが多く、マンホールなど路面の凹凸が多い街乗りにはピッタリの自転車ではなかろうか?

 自転車通勤の実戦的にはどうか? 私の場合、普段は片道 9.3km を通勤しているのですが、週に 3 〜 4 回は遠回りして約 1 時間、片道 19km の道のりを走ったりしますねん(阿呆)。で、ロードレーサー、街乗り MTB (スリックタイヤ装着 MTB)、MR4-F の 3 種の自転車での所要時間を比べたところ、…いずれもほぼ 1 時間で、大差がないことが判明したのであった。楽チンさは、ロードレーサーに軍配が上がりますが、MR4-F はあんまりがんばらなくても、時速 30 km くらい出て、街乗り速度的にはロードレーサーと比べて遜色がないのには驚いた。って、私がヘタレで、ロードレーサーに満足に乗れてないだけなんですけどね。

 つまりまとめるならば、身長 180cm 以下の方で、主に街乗りに使用、それなりのスピードも出したいナー、30 km/h くらい? って方にはバチグンのオススメです。

 これで、もう少しハンドルを前に出せたらなあ、やはり、フレームが小さい。いずれステムを長いものに交換し、ドロップハンドル化して少しでも理想のポジションに近づけねばならぬ。って、最初からドロップハンドル仕様の MR-4R 買っとけばよかった、という気もしますが、どうせ、パーツ全取っ替えするのでいいのです。…っていいのか? …いいのでしょうか? よくわかりません。うーむうーむ。

 そんな話はどうでもよく、今後も MR-4F を少しでも乗りやすくしていくためにアレコレとパーツ交換していきますので、乞うご期待。え? 折りたたみ自転車なのに折りたたんでないやんって? では次回、折りたたんで見ましょう。アスタ・マニャーナ。

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