カンボジア、
今日のみどころ2
- ショウヘイ
- 「カボチャ」の語源って「カンボジア」って知ってた？
- ヤマネ
- 知ってるよ。そんなん有名やから誰でも知ってるやん。
- ショウヘイ
- うっそー！ じゃあ、キセルの竹の部分って「羅宇」っていうけど、あれはカンボジアのお隣、「ラオス」が語源だよ。これは知らなかったでしょ。
- ヤマネ
- でた！ どうでもいいマメ知識。
- ショウヘイ
- うーん、やっぱり「見どころ」はタメになるなぁ。そうそう、それと「OK トラベルサービス」の「OK」の部分は…
- ヤマネ
- 今回はいよいよアンコール二大遺跡、アンコール・ワットとアンコール・トムを訪れます。いつ地雷を踏んでしまうかわからないので、早めに観ておこう、と。
- ショウヘイ
- …。早くも「カンボジアの見どころ」の山場ですね。
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- ショウヘイ
- アンコール遺跡を簡単に説明して下さい。
- ヤマネ
- 9 世紀頃から建造され 12 世紀に最も栄えた、ヒンドゥー教及び仏教の石造建築群であります。主に寺院であります。これ以上は聞かないで。
- ショウヘイ
- 十分だ。で、すごいですか？
- ヤマネ
- きっぱり、すごいです。あなたは？
- ショウヘイ
- 夢心地でした。
- ヤマネ
- 眠かったんですね。
- ショウヘイ
- アンコール・ワットでは参道から塔門を経てテラスまでトキメキましたが、中に入るとあまりにも平面構造が単純な為、「次にどんな光景が待ち構えているんだ」というワクワク感がない。読めてしまいます。
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- ヤマネ
- 売りである回廊のレリーフを観て廻っても、プレゼンが美術館みたいやしね。好きな人は好きなんだろうけど。あっ、回廊の四隅はコウモリの糞が上から降ってくるので注意です。
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- ショウヘイ
- マチュピチュなどのインカ遺跡は自然の起伏がそのまま建築に反映されているから、移動したときの視覚的効果が大きい。で、上から見下ろすと広大な遺跡全体がコンドルの形だったりするから面白い。
- ヤマネ
- マチュピチュには、平たくでっかい石が立てられていて、何なんだろうと思っていると、実はその向こうに見える山の輪郭と手前の石の輪郭がぴったり合う。だから、どやねんって感じやけど、そういう謎とか神秘性もアンコールにはない。
- ショウヘイ
- マチュピチュの勝ちですな。ただアンコール・トムのバイヨンはなかなかどうして面白かった。増改築を繰り返しているから迷路みたいに入り組んでいるし、程良く崩壊しているから雰囲気も良い。
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- ヤマネ
- そしてなんと言っても微笑む四面仏！ 観世音菩薩が咲き乱れております。
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- ショウヘイ
- うん、バイヨンは空間的魅力にも溢れているので、また行きたいわ。
- ヤマネ
- バイヨンは宇宙をイメージしているというだけあってアホアホパワーも炸裂！ オススメ度☆★☆☆★★★☆
- ショウヘイ
- わかりにくいわ！ 満点かい。
- ヤマネ
- まあ結論としてロケーションも含め、感動度はインカ遺跡の方が上だけれども、アンコール遺跡群も絶対見逃せないね。バイヨンでは頭がぐにゃぐにゃになれるし、アンコールワットは十二分に感嘆もするし。
- ショウヘイ
- 先日の「世界不思議発見」見た？ インカ特集のやつ。ボリビア行かなあかんな。
- ヤマネ
- 最高！ また行きたくなったし。やっぱりインカ人の方が頭が悪そうだよね。
- ショウヘイ
- あっ、そうだ。三島由紀夫の『癩王のテラス』を読まなくっちゃ。この写真は「像のテラス」。手前に見えるのは像の鼻です。
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- ヤマネ
- 何だ急に。さて、夕食はアプサラダンスを観ながらのビュッフェです。いつ地雷を踏むかわからないからね。どうでしたか？
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- ショウヘイ
- バリのレゴンダンスは世界最高水準です。
- ヤマネ
- 言いたいことはわかる。ハワイで観たファイアーダンス（正式名は忘れた）は世界平均水準やで。都おどりクラス。
- ショウヘイ
- 料理はめちゃくちゃおいしかったね。カンボジア料理は基本的に日本人の口にあう、と。
- ヤマネ
- アプサラダンスの女の子は基本的にふっくらしておしりが出ているというのが資格条件らしいです。かわいかったし。カンボジアの女の子は、基本的に肌の色が黒いけど、約 1 ％が白い。これは華人の血が入ってる人らしいですが。
- ショウヘイ
- 宿に戻ってテレビをつけるとアメリカ、フランス、日本など、世界各国ニュース番組を放映していました。停電もしました。
- ヤマネ
- 毎晩一度停電したなあ。それからプレミア・リーグ「マンチェスター対サンダーランド」の録画放送を見た。
- ショウヘイ
- ……。
- ヤマネ
- ……。オパールサイトの人は誰も見てないって、こんな試合。
- ショウヘイ
- でも、人気のベッカム様がいることやし。
- ヤマネ
- …軽くやりますか。
- ショウヘイ
- ホイ！
プレミア・リーグの
見どころ
「マンチェスター・ユナイテッド対サンダーランド」
- ヤマネ
- 元日にリーグ戦をするなんて、何を考えているのでしょうか、英国人は。
- ショウヘイ
- 僕は日本で生放送を観て、この夜はバタンキュウだったのであまり覚えていないのですが、1 点リードされたマンチェスターが攻めまくるけどなかなか点が取れず、最後の最後でベッカム様とスコールズのゴールで逆転する試合でしたね。
- ヤマネ
- ファン・ニステルローイ、スールシャールが欠場で、ウルグアイ代表のフォルランっていう FW が出ていたんだけども、全然ダメでした。
- ショウヘイ
- 僕はベーロンが要らないのではないかと思うんです。ロイ・キーンとスコールズ、ベッカム様との間でボールをもらうんだけども、効率が悪い。後半になるとミスも多いし。あんな押せ押せの試合はロイ・キーン一人で十分だ。
- ヤマネ
- ロイ・キーンはミスターアイルランドでしたね。自伝に「前からむかついていた奴にタックルかましてサッカーできない体にしてやったぜ！」と書いて問題になった人です。問題にならへんほうがおかしいわ。そしてスコールズはイソップみたいにいつも顔色が悪い人。でも天才。
- ショウヘイ
- 一方サンダーランドはどうですか？ ノルウェー代表の長身 FW 、トーレ・アンドレ・フローの背が低くなったように感じましたが。老いたのかな？
- ヤマネ
- そんなことより、なぜエムボマを出さないんだー！ 出さないなら阪神におくれ。おっとまた脱線しかけてしまった。失礼！
- ショウヘイ
- 何いってんだい。ともかくこの試合だけ観るとベッカムがスーパースターのように思えるな。
- ヤマネ
- ていうかそのとおりですし。お願いだから色白のスコールズ君にもっとライトを当ててやって。彼、日焼けしたら死ぬぞ。
- ショウヘイ
- 半年ぶりだけど、やる時ゃやるね、ヤマネ君
- ヤマネ
- ふっ、おまえだって。
- ショウヘイ
- 次回は初日にして遺跡に飽きてしまった二人が、ぐいぐいとアンコール周辺遺跡群を訪ねまくる 2 日目をお送りします。お楽しみに。
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