遠くへ逝きたい
〜オイシンのロンドン紀行 その 3
ロンドン三日目の巻
起きて風呂に入ると、湯船の下からお湯がもれているのに気がつきサワに報告。こんなのはマシな方で、聞けばダニの大量発生、停電、水道管破裂、ガス漏れと他所はもっとひどい事になっているそうです。
午前中はサワが電話局に電話をして、使えなくなっている電話を復旧すべく交渉。英語で技術的な会話をするのは難しそう。粘り強く話をしてやっと伝わったようでサワはすっかり疲れ果てている。外国で住むってやっぱり大変やなあと実感。
結局午後 2 時頃に家を出て日曜日だけやっているというカムデンのマーケットへ。中にいる間は気づかなかったのですが、外はは雨でしかもむちゃくちゃ寒い。あまりに寒いので途中にあるスパニッシュカフェに入る。店内の内装は真っ赤で、おお、さすがスペインと納得。店員も音楽に合わせて踊ったり、手を叩いたりしてノリノリ。
今日のスープというのがおいしいそうなので、それを頼む。今日のスープは魚でダシをとった酸っぱい味の冷製スープ。しまった！ 寒いからって入ったのに…。やっぱり言葉が分からないと駄目だなあ。僕はもともと酸と冷えに弱いのではこたえる。結局サワと途中でギブアップし会計をしようとすると「何が気に入らなかったのか」と聞かれる。「いやー、うまいんだけどね」とサワがお茶を濁していた。
カムデンマーケットは古着とアフリカの置物などが充実したマーケット。アフリカンのお店が気に入って色々と見て回りました。商品は手作りのものばかりなので、同じものでも表情が色々と違っている。商品を勝手にデンゼル・ワシントンと呼んでみたり、サミュエルと名前をつけたりして遊ぶ。ここでは 6 体の人形を購入。全然似ていないのですが顎のしゃくれ具合でマービンと命名。
買い物が終わっても相変わらず天気は悪く、寒いのでカプチーノを飲む。ここでもシナモンの代わりにチョコレートがかかっていて甘い。寒いからチョコでも有難い。
体調も悪く、すっかり気力もなくなってしまいフラットに戻ることに。道にはダウンジャケットやダッフルコートを着た人も普通にいてとても 5 月下旬とは思えない。
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