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地獄のお気楽
スペイン観光


05-01 Barcelona - Cardona

05/Aug./2002(MON.)

パラドール・カルドナ その 1


パラドールのロゴマーク

 オラ! いやー、バルセロナって本当にいい街でしたねと、4 泊お世話になったオテル・アテナスをさっさとチェックアウト、我々は次なる宿泊地、カルドナを目指したのである。そう、「パラドール」に泊まりに行くのだ。ババーン。

「パラドール」とは何か? 日本におけるパラドール総代理店「イベロ・ジャパン」サイトより引用。

 パラドールは長い伝統と歴史を有する、世界的にも名高いスペイン国営のホテルチェーンです。スペイン全土に 85 カ所を数え、美しい自然や歴史的建造物に囲まれた絶好のロケーションに位置しています。また、パラドール自体も中世の古城や宮殿、修道院を活かした施設や、近代的なリゾート施設であったりとパラドールならではの魅力にあふれています。

 …だそうです。どうです、行きたくなってきませんか? 行きたくなってきませんか。そうですか。私の場合はバルセロナから近い「カルドナ」のパラドールを選んでみました。

 今後、パラドール・カルドナに行かれる方のために、記録しておきます。

「イベロ・ジャパン」のサイトには、カルドナへはバルセロナ・サンツ駅からバスが出ている、とありますが、私たちが事前にサンツ駅に行ったところですね、色んな会社のバス停がいくつもあって、どこも観光客でごった返しており、とてもとても。そいで当のパラドールに電話で問い合わせたところ(T 子さんが英語で)、「バスで来てもいいけど、バス停からパラドールまで遠いよー。マンレサまで電車で来て、そこからタクシー拾うよろし」とのこと。

 アドバイスに従って、サンツ駅から国鉄レンフェの 1 時間に 1 本くらい出ている電車で「マンレサ Manresa 」へ。約 50 分。

画像をクリックすると別ウィンドウで表示(裸眼立体視・平行法)

 

 マンレサ駅到着。駅は街はずれにあり、バス停とか遠いみたい。駅前で客待ちのタクシーを拾い颯爽と「パラドール・カルドナ!」と告げると、運転手さん「シ!」と一声上げ、アクセルをふかせたのである。ぶるるん。


 

 30 分ほど走って、グイングイン丘を登って到着。ダダーン! タクシー料金は、忘れちゃったのですけど 20 ユーロくらいだったと思います。バス停は丘の下で、急坂を荷物を持って、歩きで登るのは確かにしんどそう。やはりタクシーがオススメ。


 

 さて、パラドール・カルドナ。バルセロナのオテル・アテナスと同じ四つ星とは思えない、格段の素晴らしさです。というかオテル・アテナスがなんで四つ星なん? とブツブツ言いつつ、事前にイベロ・ジャパンに前払い料金と引き替えに送られていた「バウチャー」を提示、すんなりチェックイン。これは客室。おや鏡の中に人影が! …私でした。


 

 外部から見るとまさに要塞であり、内部には血みどろの騎士の亡霊がさまよい、周辺には虐殺されたイスラムの怨霊が呻く、っちゅうおどろおどろしい雰囲気ですが、いったん内部に入るとメチャクチャ可愛いいのですよ。バルセロナのカフェなどもそうでしたが、スペイン人ってインテリア・コーディネイトのセンスはバチグンですね。見くびってました。すいません。


 

 さらに、歴史的建造物を国営の安価なイカしたホテルに仕立てて運営するスペインの、「観光」にかけるド根性を見るにいたり、ひるがえって我が故郷=京都はどうか? いったいどこが観光都市か? と忸怩たるものを感じずにはおれないのでした。京都も、御所とか二条城とかホテルにすりゃいいのに。と無責任に思ふ。


 時刻はまだ昼の 3 時頃ですが、T 子さんは風邪気味の上、移動で疲れたので寝ると。私はカルドナ城のふもとの村を探索に出かける。次回「パラドール・カルドナ その 2」。アスタ・マニャーナ。

BABA


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