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地獄のお気楽
スペイン観光


02-08  Barcelona

02/Aug./2002(FRI.)

バルセロナを歩く
その2

 オラ! 大道芸人も大挙出現、観光客でごったがえすランブラス通りへ。

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「大道芸」といっても由緒正しいジャグラーではなく、ほれ、三条河原町にたまに出没する「動かない人」をグレードアップした、「欽ちゃんの仮装大賞」みたいなヤツです。その中にあってマイケルの物真似は微妙に素晴らしく、小銭を入れると「アオ!」と叫んで踊り出す仕組み。

 人混みが形成されやすいこの地域はスリが多いことで有名で、色々被害に会われた方も多いみたい。私ですか? 全然大丈夫でした。やはり日頃の人徳のおかげですね、エヘヘ、と思うわけなく、たまたまですね。ヒップバッグは手前に抱えるくらいの自衛策は採っておりましたが。


 

 ランブラスから横道に入って、「カテドラル」へ。で、でかい!

 その昔、スペイン・イベリア半島は当時の先進文明イスラムによって占領されており、カソリックは、11 世紀の「レコンキスタ(国土回復運動)」でイスラムを虐殺しまくって再占領したわけですが、バルセロナが属するカタルーニャはレコンキスタ以前、9 世紀頃からずっとヨーロッパの防波堤の役割を果たしていたそうです。


 

 この、13 世紀から建設が始まったカテドラルは、さながらカソリックの「凄さ」を見せつけようとするかのような威容。内部には、キリスト、マリア、各種聖人の着色聖像が山のようにあり、イスラムに対抗するため「偶像パワー」を最大限に利用したかのおもむき。ここではヨーロッパの辺境なるがこそ、ヨーロッパの本質がより露わになっているのである。適当。ちなみにカテドラル現在のファサードは 19 世紀に増改築されたものだそうで。


 

 カテドラル周辺は、「旧市街地」と呼ばれ、バルセロナが地中海貿易で栄えた、13 〜 14 世紀に建設された中世の街並みが保存されております。外壁は昔のままでも、内部はキッチリモダーンな設備が整えられていたり。


 

 さらに海岸へ向かって歩いていくと…おお、この巨大海老はマリスカル! …なんか、微妙になつかしいですね。マリスカルは 1992 年バルセロナ・オリンピックをピークに日本でもブームを巻き起こしたイラストレーター/アーティストで、彼が総合プロデュースしたシーフード・レストラン「ガンブリヌス」(“大海老”の意)はすでに閉鎖されさびしい限り。


 

 バルセロナの海岸「バルセロネータ」。時刻はすでに午後 9 時。ようやく陽が翳りだします。


 

 夕食は、ま、スペイン料理食べましょうね、と適当に入ったカタルーニャ広場近所の「ヌリア Nuria」。ファミリーレストランっぽいバール・レストランで、

  • シーフード・パエリア 9.95 ユーロ
  • ニンニク炒めのマッシュルーム小皿 2.70 ユーロ
  • スパニッシュ・オムレツ小皿 2.70 ユーロ
  • サングリア 10.79 ユーロ

 2 人で満腹 27.97 ユーロ=約 3,300 円。安いと思いますけど、味は、まあ普通においしかったです。


 やー、今日はよく歩いたなー、と、地下鉄でホテルに戻ると、昨日空港で出てこなかったカバンが届いておりました。…ふむ、お詫びの菓子折ひとつもないんですね。たいしたもんだよ KLM 。こっちにも考えがあります。いや何にも考えてません。ともかくやっと 2 日目終了…ってダラダラ書き過ぎですね。すいません。次回「カサ・バトリョ その 1」お楽しみにー、アスタ・マニャーナ。

BABA


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