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Movie Review 1999・8月19日(THU.)

エントラップメント

 伝説的大泥棒と、彼を捕まえようとする保険会社のお姉ちゃんの丁々発止のやりとりがあって事件は意外な展開を見せて、という『泥棒成金』『おしゃれ泥棒』風味ハリウッド定番もの、であるがショーン・コネリー主演かつロンドンが舞台のひとつになっているので多少イギリス風味もあり。

 保険会社の姉ちゃんを演じるのはキャサリン・セダ・ジョーンズ。『マスク・オブ・ゾロ』のお姉ちゃん。石鹸の CM に出ているらしい。赤外線の警報装置を無意味にエロチックにかいくぐったりの大活躍。いや、意味があるんだけど。やれやれ。

 ショーン・コネリーも今年で 69 歳で、ピチピチのお姉ちゃんと自然と恋に落ちるのには無理があるというものだが(劇中では 60 歳の設定)、彼自身がプロデュースもしているので、なんとなく納得。やれやれ。

 アリステア・マクリーン風の無理矢理にでもドンデンドンデンするお話はなつかしい感じでよろしい。気を抜くと話が途中でわからなくなると思うのでご注意。西暦 2000 年に計算機が誤作動するという Y2K 問題がネタになってたり、クアラルンプールにあるという世界一高いノッポビルが舞台になってたりといろいろ工夫しています。

 監督はまあまあイケてた『ジャック・サマーズビー』のジョン・アミエルという人。思わず手に汗握ってしまったシーンもあり、MTV 風映像連続のバカアクション映画とは違う。とりあえず 2 時間を空費できるのでオススメ。

BABA Original: 1999-Aug-19;

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