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 Movie Review 2003・5月12日(MON.)

デアデビル

 マーヴェルのアメコミヒーローを、ベン・アフレック主演で映画化って、面白くなりようがない感じでワクワクですけど、これがなかなか面白かったのは、主人公デアデビルは少年期に工業廃水を全身に浴び、盲目となったものの、音の振動で外界を“見る”ことができるようになり、どうしてだか超人的な身体能力を身につけてしまって、昼間は盲目の弁護士として貧乏人を助けつつ、夜な夜な真っ赤なジャンプスーツに身を包んで街を徘徊し、悪人どもを懲らしめるのですけれど、彼の行動原理がイマイチよくわからないというか、どうやら「正義」のために、悪人どもに殴る蹴るの暴行を加えているみたいですけどね、警察ですら悪人逮捕の前に「お前には黙秘権がある」云々と権利を読み上げねばならぬのに、法を重んずべき弁護士が、問答無用で悪人に殴る蹴るの暴行を加えるとは、いかがなものか、ってよくわかりませんが、そういうワケのわからんキャラは B ・アフレックにピッタリの役回りですね。ってどうでもいいですね。

 そんなことより、B ・アフレック以外のキャラがなかなか素晴らしく、ことに“ブルズアイ”が笑わしてくれるし、『チャーリーズ・エンジェル』でもバチグンのクンフーアクションをコーディネイトしたユエン・チュンヤンによるアクションシーンはやっぱり素晴らしいのでオススメです。続編はぜひ、ブルズアイ主人公でお願いします。

☆★★(☆= 20 点・★= 5 点)

BABA Original: 2003-May-12;

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