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 Movie Review 2002・12月20日(FRI.)

ゴースト・オブ・
マーズ

 古代から封印されていた火星人の精神が解き放たれ、それに憑かれた人間達は侵略者(地球人)を皆殺し。どうするアイス・キューブ!?

 といってもウィリアムことアイス・キューブは殺人の容疑者として牢につながれているので事情がよく分かっていないあります。煙状の火星人の精神に巻かれると狂ってしまうということで、外から完全に遮断された牢屋は大丈夫。アイス・キューブ護送のため派遣されてきた火星警察のメラニー(ナターシャ・ヘンストリッジ)にも「俺はやってねえよ」の一点張り、相変わらずの無愛想な表情に萌え萌えです。

 事情を知ったウィリアムとメラニーを中心として結束した仲間達は、モンスター達との大立ち回りを演じます。銃は撃ちまくる、爆弾が炸裂する、円盤が飛ぶ、首も飛ぶといった具合に、殺して殺して殺しまくり。それでももうじゃうじゃ湧いてくる姿はフロム・ダスク・ティル・ドーンのようです。

 モンスターは殺す事はできるのですが、殺しても精神が宿主から抜け出て、別の人間に取り憑こうとします。密集地帯で戦えばその危険性も高まるわけで、いざ戦場へというところで、メラニーとウィリアムがどちらかが取り憑かれたらどうするとお互いに尋ねます。「迷わず殺す」と同意しあうシーンはあっさりとしていますがカッコいいです。『フロム・ダスク〜』でもゾンビに噛まれた父親が子供達に「症状がでたら殺せ」と迫るシーンは泣けました。

 それにしてもアイス・キューブはこんなに動いている所は見たことがないと思うくらい頑張ってます。まあ、モンスター相手にいつもの調子で見得切って、手でも広げてようものならその間に首が飛んでしまいます。あ、それはそれで見たい。

 確かに「これはすごい!」というようなアクションは別段ありませんがあの体で長時間の立ち回りはご立派。ツアーの合間も筋トレを欠かさなかった努力が実っている感じ。腕もむちゃくちゃ太いです。

 みなみ会館での上映は今日(2002 年 12 月 20 日)までなのです。アイス・キューブ出演作品をどんどんやってもらうためにも皆さん是非観て下さい。おながいします。パムのあられもない姿もみられるよーん。

☆☆☆☆☆(☆= 20 点・★= 5 点)

オイシンOH! DELICACY Original: 2002-Dec-20;

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