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Movie Review 2000・9月21日(WED.)

ルール

 原題は“Urban Legend”っつうことで『都市伝説』をネタに、例によって低脳どもが右往左往するホラー映画。大学が舞台で、「都市伝説」を研究する教授が登場したりして、アメリカの都市伝説はどんなもんですかいのぉ、と興味をそそられる。か?

 アメリカにはどんな都市伝説があるか、ちゅうと、

「夜、無灯火で運転している車に、ライトを点滅させて注意をしたら、猛スピードで追いかけられた」。

「人気子役のマイキーは、発泡性の粉菓子とコーラを一緒に飲んでお腹が爆発して死んだ」。

「脅迫電話の発信元を探ってみると、同じ建物内からだった」。などなど。どうでもいい感じですね。「都市伝説」ってのは、ルール=行動の規範を求める現代人の心が生み出すものだ、と語られるが、アメリカの人たちは、いったい、どのような教訓を導き出しているのでしょうか?

 学生どもが次々殺され、意外な犯人が…ってば『スクリーム』と同じ展開。この手の映画で最近気になるのが、「意外な犯人」ってヤツだ。ラスト近くで真犯人が登場、メチャクチャ意外で、どうでもいい動機が明かされる、というパターンだが、映画を見ているあいだ、犯人が誰かを気にしている人がいるのか? じゃーん、真犯人でござい! とご紹介されても、「はあ?」って感じだ。

 思い出すのがヒッチコック。例えばロンドンの連続殺人魔をあつかった『フレンジー』では、映画の中頃で犯人が明かされる。『ヒッチコック/トリュフォー 映画術』なんちゅう本を読むと、って読んだのはだいぶん昔なので細かなことはおぼえておらぬが、最後まで、犯人が誰かを明かさないとなると、観客の興味はそっちばかりに移ってしまい、すなわち脳の論理的思考活動ばかりが活発になって、サスペンスやスリルといった映画の楽しみが薄れてしまうのだよ、ってなことが語られていた。

『スクリーム』にしてもそうだが、ただでさえスリル、サスペンスが薄味なのに(ホラーのくせに)、その上謎解きなど盛り込んだらぜんぜん盛り上がらぬのになあ、と思う今日この頃。

 なんか続編もつくられるらしいので見ておいて損はない。かも? 大学の黒人女警備員が、テレヴィで『コフィ』を見てたりもするのでオススメ!

BABA Original: 2000-Sep-21;

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