京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal：Home

私、肌が弱いアレルギー体質なので、自分が犬を飼うことなんてこれっぽっちも考えたことがありませんでした。ところがある日ミラノの家に泊まりに来た日本人の友人夫婦がトイプードルを連れてきて、「この種類の犬は基本的に毛が抜けないから、アレルギーの人にぴったりなんだよ」 と教えてくれたんですねえ。いけない人たちです。

その時は、ふーん。という程度に聞き流したのですが、数日後に突然、まてよ、それだったら僕も飼えるのではないかしら、と閃いたのです！ 人生に閃きは大切ですね。

KKちゃんに相談してみると、彼女もまんざら悪くない様子。よしっ。と、前回の日本滞在中に　「トイプードル　はじめての飼い方・しつけ方　写真とイラストでわかる愛犬と楽しく暮らすヒント」 という本を購入しました。レジではなぜか気恥ずかしさを覚えました。

イタリアでは犬を飼っている人が非常に多くいます。トイプードルは小型犬なので室内で飼います。ところが私たちの大家さんったら、「犬はだめ！」 というのです。交渉してもぜんぜん妥協してくれる気配なし。こうなれば背に腹は代えられない。犬を飼うことが可能な家に引っ越しをしました。犬のために家を替えてしまう。というとカッコイイですが（？）本当はもう少し広い家に移りたかっただけです。

モンダイはどうやって犬を探すか、ということです。日本ほど情報網が発達していないこのイタリアで、トイプードルの子犬をどうやって見つけるか。日々考えていると、滅茶苦茶かわいいトイプードルを連れているおばさんを発見！　「すみません！　これってトイプードルですか？」　「そうよ、かわいいでしょー」　「うほー、かわいいですねえ！」　「うちの主人ったら、この犬を飼い始めてから性格が全然変わってしまったのよ！　おほほ」　「あのー、実は私たちも探しているんですが、どうやって手に入れられましたか？」　「Pavia（町の名前）でよ。インターネットでコレコレのキーワードで検索してみたら、あるわよ」　「おおー、ありがとうございます。やってみます！」　

家に帰って早速カチャカチャっと検索しましたところ、ありました。トイプードルを売っているところが！

...つづく。