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 Diary 1999・9月23日(THU.)

TRANCENEMA!

 今日はノガミくんのイベント『TRANCENEMA!』がメトロにて午後 3 時から行われるので、招待されていた私とトモコは気合いを入れて起きたら午後 3 時だった。慌てて用意をしてタクシーをとばして駆けつける。メトロにつくとちょうどホシノさんが帰るところだった。ホシノさんは、詩人のカワムラサトルの朗読に合わせて踊りをやったそうだ。続いて『現代詩手帳』などで活躍中の詩人イナガワマサトの昔作った短編映画の上映。残念な事にノガミくんとアオキさんの映画の上映は終わっていた。

 しばしの休憩のあと、ノガミくん、カワムラサトル、イナガワマサト、そして映画批評誌『サギタイム』を主宰しているミヤオカヒデユキの 4 人でディスカッション。論理的思考の苦手なノガミくんはいつものように思いつきを並べるだけで皆を混乱させ、カワムラサトルは時代錯誤な芸術家像をなぞり続けてディスカッションを停滞させ、イナガワマサトはこの場にいることを後悔しているさまがありありと分かる苦渋に満ちた韜晦を繰り返し、ミヤオカヒデユキはこういうのに慣れているのか淡々と進行役を務めて、唐突に終わらせた。トモコはトイレに隠れてしまうし、ネコは床の上に転がって寝てしまうしで、一人真剣に聞いていた私は非常に困った。なんか私がバカみたいではないか。

 最後はジュピィターズという、BAR 「ピンクフロイド」の店長ヒイラギさんが率いるバンドのライブがあった。これが 15 年位時間の止まっているようなひどいしろもので、さすがの私も逃げ出す。ああ、ジュリさんにちゃんと挨拶したかったのに。とにかくノガミくん、ジュリさんお疲れさま。一番大変だったの実はジュリさんじゃないか? 

 店に行く前にカフェ・アンジェリーナという所で一服。店に電話をいれると、エスプレッソ用の豆が切れたという。「おい、ネコ、どっかでエスプレッソ用の豆を調達してこいよ」「そうですねえ、六曜社のオサムさんの所に貰いに行きましょうか」などと、とても店のお客さんには聞かせられない会話をかわしながら御勘定をすると、「オパールの人ですよね、今日も後で寄ります。」とウェイトレスの女の子に言われた。うわっちゃ〜あ! 店のお客さんやん。もう、カフェでおちおち気を抜く事もできない。トホホ。店に行くと、ヤマシタさん、ウエナカさん、アサミさんが来ている。なんとアサミさんはノガミくんの今回の映画の撮影を手伝ったのだが、色々凄い話を聞かせてくれる。あんまり凄すぎてここには書けないが、とりあえずジュリさんの凄さをあらためて実感したとだけ言っておこう。ジュリさんってやっぱ凄いわ。いや、ほんまに。

 久しぶりにロマンザのハナヨちゃんが来店。いつも思うのだが、「ハナヨ」ってイイ名前だ。私は好きです、この名前が。

 カッター(ミニコミ誌ショートカットの寄稿者)のヤマウチさんが来店。東京から足を運ぶこと 3 回目にして初めての対面となった。なんか BBS が盛り上がってて書き込みしにくい雰囲気なんですよ、とヤマウチさん。いやいや気にせず、ガシガシ書き込んで下さい。書き込みがあった方が、私もトモコも管理人もババさんも嬉しいのだから。

小川顕太郎 Original:2000-Sep-24;