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 Diary 1999・10月4日(MON.)

片付け

 なんだか久しぶりの休みのような気がする。最近は忙しくて家のほうは省みなかったので、えらく家の中が散らかってしまった。これを片付けるとしますか。

 まずは必要だと思って買ってきたものの、そのまま放り出していたものの包み紙を開けることから始める。しかし今まで放っておいて別に支障はなかったのだから、これらの品は本当は必要ではなかったのかもしれない。なくたって何とかやり繰りしていけるものなのだ。が、こういう事を考え始めると、家中にあるほとんどのものが不必要、なくてもやっていけるものに思えてくるので、考えないことにし、ひたすら包み紙を破り続ける。

 わが家を片付けていていつも思うのは服の多さだ。最近はそれほど服なぞ買っていないのに、なんでこんなにあるのか。思うに物持ちがいいのだろう。現に私もトモコも高校生ぐらいに買った服をいまだ持っている。もちろん捨てたり、人にやったりした服も多いのだが、それでもまだ残っている所が恐ろしい。なんといってもこの夏、一番よくはいた短パンは高校生の時に買った「ヒステリックグラマー」のものだ。「ノースマリンドライブ」の初年度の服や帽子もタンスの奥から出てきたが、さすがにそれは処分する。あとは「ヴィヴィアンウエストウッド」かあ。ここにあげた 3 ブランドは今じゃとても恥ずかしくて人前でいえないものだが、私が高校生の時はカッコよかったのだ。イヤほんと。

 しかし分量的に一番多いのは大学生の時に買っていたもので、これもイラン。もう捨てたいが捨てるのはもったいない、というか服に悪いような気がする。十分使用に耐えうるものだからだ。誰か貰ってくれないだろうか。ちなみに「ポールスミス」のものが多いのですが。

 こんな私の何倍もの量の服を持っているのがトモコだ。靴だけで何十足もあるのだからもう大変だ。ネコみたいな金持ちではないので置く量には限界がある。そしていつもいがみあいになるのだ。トモコは私に本を捨てろといい、私はトモコに服を捨てろという。しかしどう考えても服のほうが場所をとっているのだ。単純に見積もって本棚の 5 倍以上は場所をとっているだろう。が、トモコも負けていず、本のほうが服よりずっと重くて家に負担がかかっていると言い返すのだ。確かに家は少し傾いており、外で車がドアを開け閉めするたびに家中が揺れる。これでは押し問答だ。いつもいつも片付けのたびに不毛な問答を繰り返すのだ。私は疲れた。

 これを書いている今はもう真夜中だが、一日片付けをし続けたというのに一向に片付いたように見えない。これを書き終わってまた片付け続けるのだ。私に真の休日は訪れるのだろうか。

小川顕太郎 Original:2000-Oct-6;