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 Diary 1999・11月11日(THU.)

命がけの批判

 昨日の私の日記に間違いがあったらしく、ヤマネくんがメールで知らせてくれた。来年度から学校では円周率を 3. 14 ではなく 3 として教えるらしいという情報をヤマネくんから教えて貰った、と書いたが、ヤマネくんがニュースでみたのは学校全部ではなく小学校についての話、さらに実施は来年度ではなく 2001 年頃ということでした。まあ、私の日記に書いてある情報なんてこの程度の正確さだということだ。老人力に満ちた頭でその日あった事を無理矢理思い出しながら書いているもので。もしかしたら書いてあることなんてみんな私の妄想かもしれないし。でも日本のテレビや新聞とほぼ同程度の正確さはあると思いますよ。

 可能涼介から電話。前に「街のうわさ」にも書いた「エリア・カザン問題余波」の続きを教えてくれる。どうやら某ニシベ先生が調停に乗り出す模様だ。それにしても今だスガヒデミの片目は潰れているというのだから酷い話ではないか。スガヒデミといえばワタナベナオミと共に 90 年代の初頭に過激な文芸批評をやったことで有名だ。ワタナベナオミは下らない現代文学を「電通文学」と一括し(糞パンフ!?)、チャート表を作って○×で各作品を「採点」した。スガヒデミもこれを受け継ぎ、縦横 2 軸の表を作って仮借ない「採点」を各作品にほどこした。当時この二人は文壇のあちこちで殴られたり、ビールをぶっかけられたりしたそうだが、いまだスガヒデミは殴られて今回は失明の危機だ。大変だなあ。そのうち私も京都中で殴られたりビールをかけられたりするようになるんだろうか。嫌だなあ。でもやり続けるけどね、当分。

 そのほか可能くんから教えて貰った情報として、映画評論家の松田政男が高校を卒業してプラプラしている時に、暇にまかせてハニヤユタカの本の誤植を全て赤ペンで直して出版社に送った所、そのままとりたてられてハニヤユタカ付けの編集者となったという。これは可能くんが松田政男本人から聞いた話。でもたくさんのメディアを通っている話だから、話半分に聞いて下さい。

 本日の教訓。メディアを盲信するべからず!

小川顕太郎 Original:2000-Nov-13;