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 Diary 1999・12月31日(FRI.)その2

 店主実家に帰省中につき、ベッチさんのご厚意でオパールひみつ営業の模様をつづった日記を掲載させていただきます。(管理人)

From Betch's Diary:
OPAL年越し日記

 今夜は OPAL の年越しパーティー。1900 年代最後の夜を OPAL で過ごすべく、夜 10 時に OPAL に向かう。店に入る。かなりお客さんは少ない。オイシン、マチデくん、ババさんなど常連の顔ばかりが目に入って来る。東京からこの日のために戻ってきたネコもいるが、これで 2000 年を迎えるっていうのはちょっと寂しい。とりあえずタイラ氏がまわしている。僕は持ってきた和服に着替えて踊る。下駄履きで踊るのは初めてだが、ツルツル滑ってこれがなかなか踊りやすい。

 あんまりお客さんも来ないし、ちょっと抜け出して御池の市役所前へ。ここでも年越しでテクノのイベントをやっている。かなり画期的ではあると思うのだが、屋外でやるにはちょっと音が小さくて間抜けな感じ。それでも屋外で、年越しで踊り狂うって素敵。よし、負けてはいられへんぞ。OPAL で 100 倍楽しんでやる。

 店に戻ると今夜の主役が来店していた。ノーザン・ヴォイスを主催している日本で最高のノーザン・ソウルの DJ かつダンサーのキタアキ氏とマイ氏である。神戸から駆けつけてくれたのだ。12 時を前にお客さんも増えてきた。いい感じで 2000 年を迎えられそうである。自然と高揚してくる。

 さあ、カウントダウンしよう! と、マチデくんがカウントダウン用に持ってきた時計を見ると 12 時を 30 秒ほどまわっていた。ま、いいじゃないか! イェ〜イ、2000 年だぜ! さらば 1900 年代。ようこそ 2000 年代! 日本酒で乾杯。

 このあとはバリバリにノーザン・ソウル一色である。まず店主ケンタロウさんがまわす。僕は着物を脱いでこの日のために買ったアロハに身を包む。そしてノーザンに包まれて踊る。1 時間ほど店主がまわし、続いてキタアキ氏がまわす。まさに至福の時間である。日頃の悩み、苦しみを完全に忘れて踊った。これがノーザン・ソウルなんだろう。オールナイターの魂なんだろう。この幸せを、この場にいる人たちとも共有したくて、ソファーに座っている人を引っ張って一緒に踊った。みんな本当に楽しそうに踊っている。素晴らしい。周りの人の楽しい顔を見て、さらに自分が楽しくなる。

 キタアキ氏は、なんと僕のために購入してくれたというレコードを、僕のためにまわしてくれた。感激である。というか、照れくさい。僕もスピンをして応える。ありがとう。キミはまさにエンターテイナーだね。

 5 時。宴は終わった。実に素晴らしい時間であった。僕にとっては最高に素晴らしい 2000 年の迎え方だった。

 6 時頃に店を出る。クタクタの身体と高揚した心を引き摺りながら、オガワ夫妻、キタアキ氏、マイ氏、ウエナカ氏、オイシン、マチデくんと八坂神社へ初詣でする。みんな、何をお願いしたのだろうか?

 おみくじをする。僕「吉大やって?」。トモコ氏「大吉やって」。逆から書いてあったのか。

 おみくじを神社の木に結び付けるキタアキ氏とマイ氏を見てトモコ氏「お似合いの二人やね」。本当にそうだねえ。でも、ケンタロウ&トモコも本当にお似合いの二人だよ。

 今年も宜しくお願いします。

Betch
Original: 2000-Dec-2;