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 Diary 1999・12月19日(SUN.)

クラタニくん来店。

 風呂に入り、洗い場で頭を洗っていると、外でビービー泣き叫ぶ声がする。何や? と思っていると突然風呂場の戸が開いて、とてつもなく寒い空気と泣き声が入ってきた。

「寒い!!」と叫んで咄嗟に戸を閉めた私だったが、戸の外では「いたい〜!!」と泣き喚くトモコの声がする。こりゃあかんわ、と手早く頭を洗って風呂から出ると、トモコが泣き呻いている。どうしたのかと問えば、階段から落っこちたらしく、背中一面が内出血で段々の痕がついている。「誰もおれへん所でボケかましても、笑いはとれへんで」とトモコの気持ちを紛らわすべく言ってみたのだが、どうやら一向に紛れなかったらしく、泣き声は大きくなるばかり。しゃあないなあ、私も一緒に泣きましょか。

 バンちゃんが家族で来店。とても綺麗な奥様とかわいらしい娘さんで吃驚。などと書くと失礼ですね、すみません。今度パーティーがあったら呼んでよ、レコード持って乱入するから、とバンちゃん。もちろん、呼びますよ。いかしたロッケンロールをひとつ、お願いします。

 アキラさんが映画『御法度』帰りに来店。ババさんも同じく『御法度』を観ていたらしく、時間差で来店。最近クラブ「コラージュ」のサイトを作っているアキラさんは、オイシンに引き続き今度はババさんにサイト作りの秘訣を尋ねる。「そりゃ、オイシンが言ったのと反対の事をしていれば、素晴らしいサイトが出来上がるよ」「そ、そんな…仮にもオイシンさんは私の師匠なのに…」「オイシンなんか師匠にしたら、とんでもない事になるよ。それだけは保証する。」「……じゃあ、弟子入り宣言取り消します。」こうやって一人の少女の人生は救われたのだった。

Soul Survivors Flyer クラタニくんが来店。次回の「ソウルサバイバーズ」のちらしが出来たので持ってきたのだ。ちなみにクラタニくんは初オパールだ。オパール WEB サイトも見たことがないようなので、たまたまオパール WEB サイト更新中の管理人さんに頼んで、「ソウルサバイバーズ」や「ノーザンヴォイス!!」について書かれた日の日記を読ませてあげる。「素晴らしい!」を連発しながら読むクラタニくん。喜んで貰えたようで、私も嬉しいです。

 神戸のノーザンソウルシーンの燃え上がるような盛り上がりぶりをいつも羨ましいと思っていた、とクラタニくん。でもこれからは京都も負けていないので応援して下さい、と言う。もちろん。次の「ソウルサバイバーズ」はオパール軍団が大挙して押し掛けます。ゲストでキタアキくんも来ることだしね。う〜ん、面白くなってきた! クラタニくんによると、ノーザンソウルは関西だけで盛り上がっているらしい。東京にもブルードレス主催による「ノーザンソウルオールナイター」とかいうイベントがあったらしいのだが、客が集まらず、すぐポシャッたらしい。なるほど、関西は日本のノーザンなんだ。よし! やったるで〜!

 最後にちょっとつけ加えると、クラタニくんはなかなか男前のナイスガイ。特にちょっととぼけた感じがいいスパイスだ。今日も注文とともにお金を払おうとしたり、お金を払わずに帰ろうとしたりとなかなかイイ感じ。私はこういったタイプの人間が好きです。

 アキラさんは、みんなが帰ったあとも順調にジントニックの杯を重ねる。明日の会社のことなんてどこふく風だ。私も調子に乗って、マキさんからいただいた日本酒を振る舞ったりする。むうう、果たしてアキラさんの人生は救われたのか? それともオパールで順調に道を踏み外しつつあるのか? それは誰にも分からない。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-21;