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 Diary 1999・12月16日(THU.)

『ゴージャス』試写会

 私は昔から「ポール・スミス」が好きでよく買う。何故なら「ポール・スミス」にはモッドマインドがある、と思うからだ。

 つい最近も「オールナイター」というシリーズを展開していたが、こんな事するのってやはり「ポール・スミス」ぐらいでしょ。で、その「ポール・スミス」のカジュアルラインである「R. NewBold」でも何かと買っているのだが、両方からクリスマスカードが届いた。「ポール・スミス」の方は毎年のことながらロンドンから直接届けられたカードだ。「R. NewBold」の方は、封筒の中に靴下が片足分と、勿論コピーだがポール本人の直筆でメッセージが書かれたカードが入っている。近くの「R. NewBold」ショップに行けば、もう片方の靴下が貰えるという趣向。凝ってますね。

 KBS ホールにてジャッキーチェン主演の映画『ゴージャス』の試写会があるので、トモコと行く。上映は 19 時からということだったんだけど、19 時になると司会者の女の人が出てきて、まずスポンサーの紹介を始めた。(株)ゼロ・コーポレーション、ヒーリングサロン「モンシャンミッシェル」、焼肉しゃぶしゃぶ食べ放題「肉十八」、パセオ・ダイゴロー西館。そして KBS ホールでは来年からヒップホップの講習を始める、という案内があった。

 そういえば最近増えたよねえ「ヒップホップダンススクール」。家のそばにある元宝塚の人がやっているダンススクールでも、ヒップホップダンスを教えている。カルチャースクール化してしまったらストリートダンスも終わりだな、と一応ストリートダンサーの端くれである私なんかは思うんですけどねえ。

 などと考えていたら突然ブレイクビーツが鳴り響き、男 3 人、女 2 人のダンサーが出てきて、アトラクションをはじめた。しかし、う〜ん、これがまた下手くそ! こんなもので生徒募集をしようなんて厚かましいってんだ。だいたい私はこの手の「人に見せること」に比重を置きすぎたストリートダンスには違和感を感じる。ストリートダンスはまず自分が楽しんでなんぼだろう。それと「人に見せる」という要素がバランスをとっていないと駄目だと思う。大人数が、一方向を向き、統制のとれた動きをするのは、ストリートダンスにとっては邪道だと私は考える。むうう、力はいりすぎ?

 映画がはじまる。悪い人間がひとりも出てこない、御都合主義にあふれまくった娯楽映画。といってバカにしているわけではなく、私はすごく楽しみました。ジャッキーはアランという白人の武術家と闘うのだが、このアランがいい。なんちゅうか武闘家=舞踏家なんですねえ。もちろんジャッキーもそうなんだけど、もっと露骨にステップを踏んでるかんじ。ヒップホップの技のひとつであるウインドミルとかもしてたし。いやあ、やっぱダンスはいいわ。

 ミツギちゃんも来ていたので、帰りに一緒に夕飯を食べる。四条大宮の中華料理「シャンシャン」。3 人で食べまくる。

 本日はメトロにデリック・メイが来ているので、それに行こうとミツギちゃんを誘ったのだが、明日は仕事も早いし、それに前回同様人が多すぎて踊れなかったら嫌なので、遠慮しとくという。ミツギちゃんは前にデリック・メイの京都観光に付き合ったことがあるのだが、そのときに何度も持ち上げられて壁にたたきつけられたりして大変だったそうだ。なんでもそれがデリックの愛情表現らしく、まわりの人はみんな青あざだらけだったらしい。

 ミツギちゃんと別れて、さてどうやって行こうかとなったのだが、トモコが寒いというので、いったん家に帰ってセーターを着て、タクシーに乗っていくことにする。で、家に帰り着いたところまでは覚えているのだが…。気付いたら夜中の 3 時をまわっている。二人とも床に転がって寝ていました。がーん。つう訳で本日の日記は長かったという訳です。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-17;