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 Diary 1999・12月6日(MON.)

クイズ ラブラブ フリー

 前日の日記を書き上げて管理人の所に送り、おおきく伸びをするともう朝の 8 時をおおきくまわっている。いつもなら寝にはいるところなのだけれど、あまり眠くないところからフト思いついてこのまま出かけることにする。なぜならオパールの買い物をしなければならないのだが、起きるのがいつも夕方なので行けず困っていたからだ。結構緊急を要する買い物もあることだし、そのうえ今日は夜に用事があるので今すぐ出かけるにこしたことはない。で、トモコとともに梅田へ出かける。

 店の買い物は順調に夕方までにすむ。それでも多少時間があまったのでフラフラする。せっかく梅田まできたんだからと心斎橋にまで足をのばして「LUX」に寄る。「LUX」のヒグチさんは大阪でのケブ・ダージに行ったそうだ。「なんか派手に踊ってるやつがいるなあと思ったらキタアキくんだった」との事。トモコはブルックスブラザースのジャケットの古着を購入。「LUX」を出てからレコード屋を少しまわって京都へ帰る。

 今日はクラブイーストにて kstv 主催によるイベント「クイズ ラブラブ フリー 考えたらよけい分からなくなっちゃいました」が行われ、私とトモコはそこにクイズの解答者として出演することになっているのだ。

 クイズの解答者って一体どんなことをするのか? と主催者のひとりノガミくんに聞いても一向に要領を得ないまま本日に至ったのだが、私とトモコが会場にはいっていくとちょうど第 1 部が終わったところらしく、第 1 部クイズ解答者のオオヤさんやヒサウチミチオ夫婦が帰る所だった。

 我々はどうやら第 2 部クイズ解答者らしい。なんでもまず問題が出される。そしてその答えを密かに教えられた演奏者達がステージ上でその答えにインスパイアされた演奏を繰り広げる。その演奏の間ずっと問題を考え続けた私達クイズ解答者は、演奏終了後にその答えを発表する、ということらしい。なんだかよく分からないまま第 2 部が始まった。

 まずは問題。「ああ 夜中に耐えて立つ」。この文章を並び替えてなにか違う言葉・固有名詞にしてください。では、ヒントです。「銀河鉄道」さん、ヒントとなる演奏をどうぞ! といってノガミくんがステージを降りると、眼鏡をかけた人がマイクの前に立ちいきなり尺八を「ブオーヴォー」と吹きはじめた。その横にウメズカズオみたいな人が立ち、マイクの前で体を痙攣させ表情をぐちゃぐちゃに変えながら「へぃっほわお! ふへぇぇぇひやっとはお!!」などと喚き始めた。うわああこりゃたまらん! 寝不足の頭には拷問や。はよ終わってくれい、とフト机の上をみるとタイムテーブル表がおいてある。そしてその「銀河鉄道」の横に(30)と書いてある。まさかこれ 30 分じゃないよなあ、と恐怖に青ざめてステージをみると、ウメズカズオみたいな人が突然ステージを飛び降りてピアノの所にまで走っていき、無茶苦茶に鍵盤を叩き始めた。あっか〜ん! こりゃ終わりそうにないわ。で、結局 30 分の拷問に耐え、答えは? 「あなたに会えてよかった」オレは二度と君たちには会いたくないよ。

 で、2 問目。「すっぽん腰フララ」。演奏は主催者の一人であるヒイラギさんによるバンド。一応ボーカル入りのバンドなんだけれど、これもたまらんかった。ダサダサのフォークロック調で、「ぼんどば〜おわつだ〜ばけじゃないいいいいい」(たぶん「本当は終わったわけじゃない」と歌っている)とがなられると、後生だからほんとに終わってくれと祈りたくなる。で、20 分の拷問ののち、答えは? ……「マーロンブランド!!」と思わず答えてしまいました。応援に来てくれたベッチにも申し訳なかった。もしかしてお客さんってベッチだけだったのでは? だって他にいたのは全部出演者でしょう。問題の数だけバンドや演奏者がいるわけだし。

 へとへとになってオパールへ行く。なんとタカハシマキさんが約束通り「手作業改訂版・京都の旨い店安い店」を持ってきてくれている。それをのぞくと確かに訂正のあとでもう真っ赤っか。いやマキさん、ごくろうさまです。「カンサイウォーカー」はマキさんにお金を払うべきなのでは? みなさんもオパールに来たらマキさんの労作をみて、もし問題の雑誌を買った人がいたら遠慮なく写して訂正していって下さい。

 帰りは同じく今日のイベントでカメラ係をやらされてへとへとのアサミさんとタクシーで帰る。ほんまに疲れました。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-8;