京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

HOME > diary > 99 > 1203
 Diary 1999・12月3日(FRI.)

パゾリーニ映画祭いよいよ大詰め

 いよいよパゾリーニ映画祭も大詰め。というのは私個人に関してでして、映画祭自体は 10 日金曜日までやっています。ご安心を。で、私に関して言えば本日の『ソドムの市』で、いちおう当初の目標は達したことになる。いや、めでたい。というわけで、『ソドムの市』。

 いまさら野暮な賛辞は連ねたくないが、とにかく必見の傑作。そして問題作である。どういうふうに問題作なのか。そして何故にこれは必見の傑作なのか。これを書くと少し長くなってしまうので、いずれレビューのほうで書きたいと思う。ここでは一言だけ。

 この「ソドムの市」は、たぶんビデオにもなっていないだろうし、滅多に上映もせず、スキャンダラスな噂ばかりが先行するいわゆる「伝説の映画」なので、そういう興味で観る人が多いと思う。そしてそういった人達の中には失望する人が多いと思う。しかしそれは映画にとっても、その人にとっても不幸なことだ。巷に流布している「ショッキングで残酷な映画」という誤った(?)イメージは、この映画の本当の凄さを隠しているように思う。で、そこらへんの所をレビューで書きたいんだけどね。うまくいくかどうか、まあ期待せずに待っていて下さい。

 京都一アンニュイな写真家イチカワさんが来店。クラブメトロのスケジュールをじっと見つめている。なにか行きたいイベントでもあるんですか、イチカワさん。「仕事をやらせて貰っている関係上、これには行こうと思ってるんです」と、6 日の「LD & K night」を指さす。なんでもこの LD & K レーベルから出ている「OUR HOUR」「つじあやの」「Raymonds」のアルバムジャケットの写真を撮っているそうだ。う〜ん、イチカワさんってほんとに写真家だったんですねえ。って失礼なこと言ってすみません。展覧会もまだ一度も行ったことがなく、申し訳なく思っております。次やるときは必ず行きますので教えて下さいね。みんなも京都一アンニュイな写真家イチカワさんに会いたければ 6 日のメトロに行こう!きっとアンニュイな風情で佇んでいるから、すぐ分かるはず。

「あと、もし体力があればこれも行くかも…」ダイアモンドの紅白歌合戦ですね、分かりました。30 日、メトロ。みんなも分かったかな?

 家に帰ってオパール WEB サイトをみれば、オイシンがレビューを送ってきている。さっそく読む。ふむふむ、なかなかイイじゃないの。なんだか無理矢理書かせた感もあるので、是非感想を書いてやろうと思ったのだが、なんといっても明日の晩は「ノーザンヴォイス!!」。一晩中激しく踊り狂わなければならないので、もう寝ることにする。すまんなオイシン。近いうちに感想を書くから、心して待っときな。ではみなさん、おやすみなさい。

小川顕太郎 Original:2000-Dec-5;