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 Diary 1999・8月26日(THU.)

ラッシュアワー

 祇園会館に『踊る大捜査線』と『ラッシュアワー』の二本立てを観にいく。祇園会館の木曜日は 1000 円均一であり、私はタイラに招待券を貰っていたので、私とトモコの二人で合わせて 1000 円、一人 500 円で観ることになる。いつも通り「詳細はレビュー」とやってもいいのだが、二本もレビューするのはしんどいので、『踊る大捜査線』のみレビューすることにする。

『ラッシュアワー』に関していえば、ひさびさにみたジャッキーチェンが、めちゃふけているのにびっくりする。といってもジャッキーチェンは『プロジェクト A』以降観ていないので、老けていて当り前だろうが。ババさんなんかに言わすと、『プロジェクト A』以降の作品はみな傑作なのに、ということになり、私もまったくその通りだろうなあとは思うものの、観てないものは仕方がない。私は小学校の時に好きだったものを、ばっさり切り捨てた時期があったのだ。ジャッキーチェンとか YMO とか筒井康隆とか。筒井康隆の本はボロボロになるまで読んだし、YMO のテープはのびるまで聞いたし、『酔拳』や『蛇拳』は 10 回以上観たと思うが、もう全てが遠い霧の彼方だ。

 筒井康隆もYMOもどうでもよいが、ジャッキーチェン復活のきっかけにこの映画がなるかといえば、ちょっと弱いかも。そこそこ楽しめるんだが、ジャッキーが「真面目で純粋な東洋人」という型にはめられすぎてて、面白みにかける。ブルース・リーや高倉健じゃないんだから。クリス・タッカーなんかより、ずっと不真面目で騒がしくて奔放なのがジャッキーの魅力では。西洋のルーズさ(=自由・個人主義)と東洋の真面目さ(=不自由・集団主義)という対比ではなく、西洋と東洋のそれぞれの不真面目というか奔放さのぶつかりあいを描けばもっと面白くなったかも。『踊る大捜査線』に関してはレビュー。

 帰りに居酒屋でお酒を飲んでいると、隣の人がどうやら鳥取から来た人らしく、俺の彼女は「ミス茶摘み」だ、とか喋っている。最近鳥取づいているオパール周辺でした。

小川顕太郎 Original:2000-Aug-28;