京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 1999・8月25日(WED.)

鳥取からも

 店に行くとサトウくんが来ている。サトウくんは去年いきなり「旅に出る」といって、勤めていたみなみ会館を辞めてどっかに行ってしまったのだが、知らないまに帰ってきていたらしく、第一回オパールボーリング大会に突然顔を出したものの、それっきりオパールには現われず、その生存が危ぶまれていた人だ。さらに付け加えるなら、サトウくんはオパールの永久会員でもある。オパールの永久会員とは、オパールを産みだす時に重要な役割を果たし、その後の人生を狂わせてしまった人間のことである。他に現在メトロで働いているクロノくんがオパールの永久会員だ。永久会員のくせに何故今まで顔を出さなかったのかと私が詰問すると、「色々あってね」と下をむく。そこには人生を狂わされてしまった人間の悲哀が感じられた。

 鳥取から、去年の『オリーブ』のカフェグランプリ特集をみてわざわざお客さんが来てくれる。喜んでくれたみたいで我々も嬉しい。彼女にオパールのサイトのアドレスをどさっと渡す。鳥取からはすでにマキさんがアクセスしてきてくれているが、これで鳥取からのアクセスが激増することが予想される。鳥取のみなさんよろしく!

 昨日にひき続き京都一のアンニュイ写真家イチカワさんが来店。ああっイチカワさんはみてくれたのだろうか?確かめるすべもなくイチカワさんは帰っていった。イチカワさん、みてるんですか!

 『オリーブ』編集部カメラマン(カメラウーマン?)のテンニチさんが、お友達を連れてやってくる。テンニチさんは去年のカフェグランプリの時も、先日の取材の時も写真を撮ってくれたのだが、失礼な私は顔を覚えてなかった。私は小さい頃から人の顔と名前を覚えるのは不得手で、サラリーマン時代はそれでさんざんな目に何度もあったが、懲りずに水商売なんかしてしまっている。けっこう大変。でも負けない。テンニチさんごめんね。そのテンニチさんのお連れの方に、『リラックス』準備室室長のオカモトさんがいて、彼がいうに、ただいま休刊中のリラックスの復刊が決まったそうだ。そりゃ目出度い。『リラックス』といえばショートカットのサクライさんが創刊時にコラムを書いていた雑誌だな。ともあれ販促用のフリーペーパーをまた置かせてほしいという事なので快諾する。

 タケダ&ヤマネのエキスポコンビがちょうどお互いのいる時間をはずして来店。この息のあってなさがイイかんじを出している。投稿してよ投稿、と私がいえば「じゃあ、清掃工場の話でも書きましょうか!」とヤマネくんは飛び上がり、「う〜ん、ネタがなあ…」とタケダくんは頭を抱える。この対比がまたイイかんじを出している。

 チョンさんが来店。チョンさんといえば、オパールでワインのボトルをあけてテキーラを飲みウォッカを飲みビールを何本も流しこんで気を失い、皆の心配をよそにバイクで帰って横転し、血まみれになっていまだ全身の傷痕が癒えない、という逸話で有名だが、今日はワインのボトル一本でおとなしく帰っていった。しかし次回来店時には一緒に日本酒を飲む約束をした。怖い。いや、楽しみ。

小川顕太郎 Original:2000-Aug-27;