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 Diary 1999・8月18日(WED.)

ふぁあ

 可能涼介が店に来て、なにやら原稿を書いている。これでも読んどいてよ、といって『SPA!』を渡されたのでみれば可能の書いた村上春樹批判が載っている。これは権威があって普通あまりケナされない人達をケナす、という特集のために書かれたもので、これを書くために今まで無視していた『ダンス・ダンス・ダンス』以降のハルキ全作品を読めば、意外にこれが良かったという。「実際、90 年代の文学の達成といえば『ねじまき鳥〜』という事になっちゃうんだよな」と、雑誌に書いていることと違うことをのたまっていた。

 ミツギちゃんが来る。その頃から店が混みはじめたので、ミツギちゃんにも運んだり片付けたりを手伝ってもらう。それにより、ブルーベリー園できれいに落とされた都会の垢がまた少し付いて、帰るころにはこころなしかアカぬけている。

 ヤマネくんが来店。弟さんと待ち合わせていたようで二人ですっかり飲みモードにはいり、たちまちテーブルの上にはカクテルグラスや日本酒のコップ、ワインのボトルが乱立する。そこにやってきたババさんとポケモンの映画について大激論。そうこうしている間にもお客さんが続々とやってきて、あれれ、平日なのに忙しいぞ、とネコの手を借りつつ、いつのまにやら現われたタケダくんの「京都で美人といえばカノさんだ!」という声を背中に流して、ひたすらシェーカーを振る。ミーツのシワクさんもやってきて「ホームページ面白いです! 私なんか、ほら、コピーまでして仕事中に読んどるけんね」と博多弁まるだしで励ましてくれる。いやいや、嬉しい。最近はホームページに何が書いてあるのかよく分からない、とかそもそも何のホームページなのか分からないという声が多くて落ち込んでいたのですよ。でも今日はお客さんもたくさん来てくれたし、励ましの声も多々いただき、感謝感謝。

 ネコが明日から東京の実家に帰るそうだ。帰省中は東京に関するナイスな話題を金と権力にあかせてかき集め、オパールのサイトに提供し続けるそうです。乞うご期待。

小川顕太郎 Original:2000-Aug-20;