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 Diary 1999・8月13日(FRI.)

ソウル・サバイバーズ

 店に行くとネコが来ている。例のわけのわからない合宿から帰ってきたらしく、その様子をきいていると、どうやら医大が集まってする英語論文の発表会だったらしい。なんだそうだったのか。だいたいネコは説明が下手で、30 回ぐらい聞き直してやっと何が言いたいかわかるといったぐあいだ。世の中には、全く要領を得ない説明をえんえんと続ける医者が多いが、ネコもこのままいけばそうなる可能性は十分にある。他人に物事をキチンと説明する能力の事を知性というが、およそネコには知性が欠けている。京大医学部にストレートで入る程度の悟性はあるようだが。ひとつ鍛え直してやるか。

テッちゃんパパimage 浪費王ベッチがカーゴパンツに編み上げ靴、黒Tシャツにサングラスという格好で登場。ソルジャーっぽくイメチェンしたという事だが、何かに似ている。皆で頭をひねっていると、やおらババさんが手拭を取り出しベッチの頭に巻付けると…ああっカネテツのテッちゃんパパだ!

 アサミさんが奈良の御土産として、約束通り鹿の角を持ってくる。皆でバリバリ食う。 普通のせんべいの味がする。まあ、そういうこと。

 今日はクラブ・イーストでソウル・サバイバーズというノーザンソウルのイベントがあり、ゲストで神戸のキタアキくんが来るので、仕事をネコに押し付け、ヒロキくんに万事を任せて私とトモコはオパールを後にする。キタアキくんとはイベントなどで顔を合わす程度の浅い付き合いながらも、結構昔からの知りあいであり、私が若い知人のなかで最もかっているひとりだ。まだ若いのに、突撃洋服店という神戸では由緒ある古着屋の店長を務め、『ヌードレストラン』というソウルイベントをもう何年も続けている。最近ではそれに加えて『ノーザンヴォイス』というノーザンソウルのイベントをたちあげ、あの伝説のノーザンソウル DJ ケブ・ダージをゲストに迎えて共演したりもするやり手だ。また彼はすぐれたダンサーであり、且つルックスも良い。私が惚れないわけがないだろう。

 さてイーストに着くと扉の外にまでノーザンダンサーが聞えてきて、いやがうえにも気分が高揚する。中に一歩踏み込むと…あちゃっガラガラだ。しかし場所が狭いのでこれぐらいの人数でちょうどともいえる。何故なら、知ってる人は知ってると思うが、ノーザンのダンスはめちゃくちゃアクロバティックなのだ。クルクルと回転し、180 度開脚、床にも手をついて回って、跳ね上がり、ステップを踏む。ピョンピョン飛び跳ねているダンサー達の間を縫ってキタアキくんを見つけ声をかけると、すごく喜んでくれる。なんだかこっちまで嬉しくなるやね。かわいらしい彼女も紹介して貰ったのだが、また彼女もダンスが上手い。さすがだね。

 クルクルと 6 回転するキタアキくんの横で、軽くひと踊りしたあと、イーストを後にする。ちなみに次の『ノーザンヴォイス』は 9 月 10 日(金)神戸のクラブ音屋にて。興味を持った方は是非どうぞ。私も仕事を休んで行くつもり。

小川顕太郎 Original:2000-Aug-15;