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2015年09月23日(Wed)

TED 2/ハローサマー/キングスマン etc

9月8日〜9月15日

TED 2

TOHOシネマ二条にて「TED 2」を観ました。前作が予想外の大ヒットをしてしまったがために、“字幕版”より“吹替版”の方が上映回数が多い!ってか、“字幕版”が最初からほとんどやってなくて観に行くのが困難、といふ非常にイヤーな感じで始まってしまった「TED 2」ですが、ムリして観に行ったら、やっぱ最高!!! ネタの大半が下ネタとハッパネタで、それに映画のパロディと時事ネタが絡むといふ、前作同様のマニア向け作品に仕上がってをり、“吹替版”なんか観に行ってる連中にはそのホントの面白さは伝はらないだらうー、イエーイ、と痛快な気持ちにさせてくれました。

前作はブロマンスのパロディでしたが、今回は、敢ていふなら法廷劇のパロディ。そこに様々なものをぶっこんでる感じで、ブロマンス自体はパロディの対象ではなく、骨格になってゐます。そこに、新ヒロインのアマンダ・セイフライドを加へて、三人の友情がしっかりベースとなって、お話は進行。そのお話のメインテーマは、「テッドは人間か所有物か」といふ人権闘争で、奴隷制の昔から、ファーガソン事件に代表される白人警官による無実の黒人殺しが頻発する昨今のアメリカまで、に対する強烈な風刺となってゐて、それがまた素晴らしいんだけど、その大筋とは関係ない所で、大量に下らない事をやってゐて、それがいい!ジョギング野郎にリンゴを投げつけたり、お笑ひ芸人イジメをしたり、新スーパーマン役に選ばれた**(ネタバレ自粛)に「FUCK!」と叫んだり・・・どれもこれも大笑ひで大満足です!
「TED」の魅力のひとつに、あれだけ下ネタ全開なのに不思議と下品な感じがしない、といふ事がありますが、これはクラシックな映画に対するリスペクトが、監督のセス・マクファーレンにあるからでせう。今回は、オープニングに見事なミュージカルシーンが!最高すぎる。このシーンは何度でも観たい・・・。

てな訳で、またまたムリして2回目に行ってきました。大阪ステーションシネマ。ここはなんと!“吹替版”より“字幕版”の方が上映回数が多い!偉い!見直したよ、大阪ステーションシネマ。
これからは贔屓にしまーす。

ハローサマー、グッドバイ

マイクル・コーニイの「ハローサマー、グッドバイ」(河出文庫)を読みました。“SF史上屈指の青春恋愛小説”!と謳はれてゐる本作ですが、別にSFにも青春恋愛小説にもさほど興味のない私がなんでこんなものを読んだかといひますと・・・マンガ「バーナード嬢曰く」に出て来たもんで・・・つい本屋で見かけた時に買ってしまったのです。まぁ、カバーも可愛いしね。
で、軽い気持ちで読み始めたのですが・・・うむ、これは傑作だ。
地球にそっくりだけど地球ではない、微妙に地球とは違ふ異星での話・・・といふ設定なのですが、この星の自然や人間社会、風俗、人々の心理、などが、確実な偏差を孕みながらもピッタリくる感じで、言ってみれば象徴性の高いファンタジーや幻想小説の趣き。うーむ、これ、SFなのか・・・、私の感じではむしろSFといふより・・・んー、なんだろ、アニメ/マンガ・・・って感じ?
なんぢゃそら?SFとアニメ/マンガではカテゴリー、といふかクラスが違ふやん!と、呆れられるでせうが・・・実は今、「ARIA」といふ10年程前のアニメを観てゐる最中なのです。で、この作品は“アクア”といふ植民星が舞台で、そこは地球のヴェネチアそっくりに造られてゐて、その“ネオ・ヴェネチア”の運河をゴンドラで人々を案内する“ウンディーネ”と呼ばれる女の子たちのお話なのです。これ、これ、この感じ。一応、異星の話で、天候や重力を操作してゐたり、地球と行き来したりしてるのですが、全然SF感がない。かといって、ファンタジー性や幻想味が強い訳でもない。この感じに近いかな、と。
・・・あれ、でも、もしかしてこのアニメ、単純にSFに分類されてるのかも。むむむ・・・ちょいと調べてみると・・・「未来形ヒーリングコミック」でした。未来形ヒーリングコミック・・・。確かに癒し系ではあるのですが・・・。
しかし、「ハローサマー、グッドバイ」の方は、癒し系ではありません。ボーイミーツガール的甘酸っぱさが漂ふ前半から一転して、後半に突入したらあれよあれよと残酷な展開へと真っ逆さま!その様は正に圧巻なのですが、その残酷と非情の果て、最後の最後に・・・。うーむ、読んだ人は分かると思ひますが、見事な終はり方をします。この終はり方を考へると、これこそ「未来形ヒーリング小説」と呼べるのでは・・・って、そんなわけないか。
確かにこのラストに至る展開は、この異星の生態系から導き出される様々な設定があって可能なものなので、そこがSFなのかもしれません。
まぁ、SFだらうが幻想小説だらうがアニメ/マンガ的だらうが、なんだって構はないんだけどね。

キングスマン

MOVIXにて「キングスマン」を観ました。これがまた最高!最高!最高!
「TED 2」がなければ、最近観た中でナンバー1だ!と叫んだ所です。でも「TED 2」に並ぶぐらゐ素晴らしい作品。個人的には「マッドマックス」は抜きました。マシュー・ヴォーンは間違ひないわー。
コリン・ファースが主演のスパイ映画な訳ですが・・・、スパイ映画はみんなシリアス路線へと変はってゐる昨今、洒落てゐて、バカバカしく、痛快で、笑へるスパイ映画を、きちんと現代を舞台にやってしまったんだから、もうたまりません。こんな映画が観たかったんだー!と叫んでゐる人は多いと思ひます。私もむろんさうですが、マツヤマさんも「これだよー!」と絶叫してをりました。さうですよね!
コリン・ファースにアクションなんて出来るの?といふ心配の声もちらほら聞いたのですが・・・なんのなんの!素晴らしいアクションシーンを展開してくれます。特にあの教会のシーン・・・あれは凄い。歴史に残るな、あれ。
てな訳で、これも2回目、観にいくぞー!

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