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2009年05月13日(Wed)

團菊@さよなら歌舞伎座 歌舞伎

歌舞伎座の團菊祭に行って参りました!
・・・やー、今年はオパールも再出発したばかりで、まだまだ軌道に乗ってゐるとは言ひがたい状態だし、どうしようかなー、と思ったのですが、今の歌舞伎座での最後の團菊祭だし・・・、成田屋贔屓として團菊祭を外すのはどうかと・・・、かういふ店の調子の悪い時こそ、歌舞伎でも観て調子をあげるべきでは・・・、などと様々な理由をつけて、行って参りました!
全く、人間は何にだって理由をみつけるので困ったものですね。

さて、昼の部最初の舞台は・・・、海老蔵の「暫」です!!!ババーン!
実をいふと、私は海老蔵の「暫」は二回目です。一回目は、昨年の金比羅歌舞伎で観ました。これがまた凄まじくて・・・。
その時の印象が強過ぎたせゐか、今回の歌舞伎座の「暫」は・・・、う〜む。なんといふか、“ぶれてゐる”といふか、少々“雑”な感じ、といふか・・・。
いやいや、“ぶれてゐる”とか“雑”といふなら、金比羅の時もさうだったかもしれません。ただ、金比羅の場合は、その“ぶれ”が大きなグルーブを生んで、劇場全体を揺るがす様なノリを現出させてゐたのです。今回は、歌舞伎座を揺るがす程にはいってなかったかな・・・。
なんとなく、海老蔵の肚が座りきれてゐない様な印象を受けました。なにかあったのか、海老蔵。
まぁ、海老蔵はもともとブレが大きい人ですし、それがまた、魅力のひとつとなってゐる訳なんですが。
ただし、どうにも評判が悪い様である、花道引っ込みの時の唸り声。掛け声の合間にやる、「うぅぅ〜、うぅぅ〜」ってやつ。あれは、私的には全然オッケー。どころか、あれが一番良かった。赤ちゃんが唸ってゐるみたいでしたし。
うむ、よし。あれで、乗り切らう。

昼の部は、海老蔵の実質出演はこれだけ(「加賀鳶」で一瞬出ますが)だったので、個人的にちょい不完全燃焼。でも、他の舞台もなかなか面白かったし(戻駕が出色)、なにより久しぶりの歌舞伎で、楽しめました。やはり、せっかく行ってるんだから、楽しまないとねー。

今回、私は昼の部しかチケットをとってゐませんでした。ま、日帰りなら仕方ないでせう。が、前日に夜の部を観てゐたトモコによると、「神田ばやし」が最高!との事でした。正確にいふと、「神田ばやし」の海老蔵が最高!と。今まで観た海老蔵の中でもトップクラスに入る、との事で、ああー、くやしいー!観たい!・・・と思ったのですが、「神田ばやし」を観てゐたら新幹線の時間に間に合はないので、うーむ、それなら!と、「毛剃」の幕見を買ひました。わははー、ま、團十郎も観なけりゃならんもんね。

で、「毛剃」。面白かったです。が、実は、ねェ・・・。
幕見席は、御存知の通り、最後列です。900円。安い。天井桟敷ですね。だからなのか、周りに外人さんが多かった(多分、ドイツ人)。この人たちがねェ・・・マナーが悪い!!!
写真はバシャバシャ撮るわ(むろん、撮影禁止ですよ)、立ち上がるわ、何か食べながらゴソゴソ喋るわ、あげくの果ては「ブラボー!」とか叫んでました。
なんつーか、おかげで私はイマイチ舞台に集中できず。残念。タハー。

とかなんとか、色々ありましたが、やっぱ團菊はいいわー、といふ事で、来年はどこでやるのかな?團菊。なんにせよ、今から楽しみです。

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