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2006年07月14日(Fri)

フロイン堂 etc

 先日トモコが神戸に行つた折り、岡本によつてフロイン堂のパンを買つてきた。フロイン堂といへば、フロインドリーブの本店? 分店? 姉妹店? なのか、関係はよく分からないけれど、同系列の店のはずである。

 その昔、NHKの朝の連ドラにも採り上げられ、異人館ブームを巻き起こした、まァ、その店(の関係店)なのだけれど、つまりは昔ながらのドイツ直流のパンを焼いてゐるところで、全国的に名の知られてゐるフロインドリーブよりズウッと基本に近い、といふか、素朴な味のパンを作つてゐるところである。我々は昔はよく岡本に行つたので、ここのパンはよく食べたのだが、京都に来てからはとんとご無沙汰してゐた。で、久しぶりに食べてみるとだねェ、やはりうまい! もう、包み紙を開けた時点から天然酵母の匂ひがプーンと漂つてきて、固い本体を包丁で切り分け、バターをのせて食すると、「ワインを持つて来い!」と叫びたくなるやうな剛毅な風味で、実際ワインのボトルを開けて飲み、且つ食べました。

 しかも特筆すべきはライ麦パンの酸ッぱさ。ほんと、あり得ないぐらゐ酸ッぱい。酸味が苦手な私は、ついつい干しぶどうパンの方を食べがちだつたのだけれど、トモコはライ麦パンを多く食してをりました。ブラボー、ださうです。

 しかし、やはりなかなかに岡本は遠いのであつた。

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