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 Diary 2005年1月2日(Sun.)

テルミー

 実家にて一泊。

 去年は私の髪の毛が長すぎると言っていた父は、今年はそれには一言も触れずに、くしゃみをして鼻をかむ娘を花粉症じゃないかと本人が思いも因らない判断を下す。違うと思いながらも適当に相づちを打って、ビデオで紅白のマツケンサンバを初めて見た。大体想像通りのモノだが、マツケンの振りのキメが想像以上に決まっていたのに、感心する。(トモコ記)

 義父の夢。義父は(中略)起きて夢だと分かると、凄く腹が立つのださうだ。確かに。私も時々仕事に関する夢をみる。それは(中略)ま、そんな事はどうでもよい。 義母にテルミーなるものをして貰ふ。これは大正時代頃に、伊藤なんたらといふ博士によつて始められた民間療法で、金属製の棒の中に線香をいれ、それで全身をこする、といふものだ。今でも細々と各地で行はれてゐるやうで、確かに私も「テルミー診療所」といふ看板をみた事がある。その時に私が、テルミー? なんだそれ、ストーンズか? と呟けば、トモコが、あァ、テルミーね、知らないの? と返し、教へて貰つたのだ。義母のお父さんがテルミーをやつてゐたさうで、それで義母も一応道具は持つてゐるのだが、別に特に教へて貰つたりした訳でもなく、自分でもやつてはゐないのだが、私が興味津々なので、やつてくれたのである。で、結論。気持ちいい。ほんのり熱くなつた金属棒で肩や掌をこするのだが、血行がよくなるのか、確かに気持ちいい。まァ、鍼灸と似たやうなものだと思ふ。名前が面白いのが、ポイント高し。テルミー。

 正月は義父や義母と語るものである。

小川顕太郎 Original: 2005-Jan-6;