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 Diary 2004・10月13日(Wed.)

整形

 オイシン来店。オイシンは約 1 週間の入院生活を終へて、昨日退院してきたのである。だからもちろん昨日にもオパールに顔を出してゐるのだが、それはともかく、オイシンが何故入院してゐたのかと言ふと、それはもちろん! 整形手術のためである。昔からマイケル・ジャクソンへの憧れを隠さないオイシンなので、ある程度予想されてゐた事ではあるのだが、それにしても、整形する箇所が鼻だといふのにはクビを傾げた。確かにマイケルも最初は鼻の整形から入つたかもしれない。しかし、オイシンが顔のパーツを弄くるのなら、まづ何を差し置いても、そのだらしなく弛緩した口元からだらう、といふのが衆目の一致するところであつたのだ。何故鼻から始めたのか? この疑問に対するオイシンの答へは、以下のやうなものである。

 つまり、オイシン曰く、自分の口元が緩んでゐるのは、鼻の形が悪くて空気の通りが悪く、ほとんどの呼吸を口で行つてゐるが故である。よつて、鼻を直すことによつて息の通りもよくなり、結果として口元も直つて、一石二鳥! これが最も効率のよい手術なのだ。…

 なるほど、オイシンもいろいろと考へてゐる訳だ。しかし、やはり整形手術には危険が伴ふ。それは手術の失敗、といふだけでなく、たとへ成功したとしても、一度顔のパーツを弄れると思つてしまうと、人によつては際限なく顔を弄りたくなつてしまつて、収拾がつかなくなるからだ。また、一般的に整形手術は 7 年に一度はリペアが必要と言はれてゐるが、何度も手術を重ねることによつて、だんだん顔が崩壊してくる、といふ事がある。どう足掻いたつて、老化には勝てないのだ。マイケルが分かりやすい例だが、最近ではリル・キムの顔も崩壊してきた、と密かに業界では話題である。だから顔の整形はできるならやらないに越した事はないのだ。オイシンのやうに、全体に弛緩した顔を直したいのなら、やはりまづは精神の鍛へ直し。続いて、やるのはフェイササイズかなー。どうだ、オイシン、フェイササイズは?

「店主! いい加減なことばかり書かないでください! ボクは整形手術をしたんぢやありません!」

 あれ、さう? 整形手術みたいなもんだと思つてゐたけど。さういへば、全然変はつてゐないなァ、顔。どちらにしろ、フェイササイズやつてみたらどう?

小川顕太郎 Original: 2004-Jan-15;