京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2004・5月23日(SUN.)

ねむ

 朝になつてそろそろ寝やうかと思つてゐると、ユキエさんからメールが来てゐた。昨晩、寝る前に送つたものらしいのだが、体調が悪く、熱もあつてしんどい、といつた内容の事が書いてあつたので、すぐに「明日は休んでください」と返信した。したのは良いのだが、といふ事は私が代はりに早番で出なければならず、今から寝ても 3 時間後には起きなければならない。うーむ、やむなし。が、結局それからもゴソゴソしてゐて直ぐには寝なかつたので、ほとんど寝ずにオパールへと向かつた。

 オパールに着くと、そこにユキエさんが立つてゐたので、驚く。返信メールを見ずに、やつて来てゐたのだ。それもショックだつたが、ユキエさんが随分と元気溌剌だつたのもショックであつた。本人が言ふには、一晩寝たらかなり気分が良くなつたさうだ。

 とはいへ、大事をとつて、今日は休んで貰ふことにする。

 で、私とワダくんの二人で昼間の店を切り回すことになつたのだが、どーにも暇で。ポツポツとしかお客さんは来ないし、マタリとした時間が店内を支配してゐる。プリンスの新作「musicology」なんぞを流してみるが、それが妙に店にマッチしたりして、人生の日曜日、といつた感じが横溢してゐる。眠い。

 リカさん来店。某有名料理店で働いた帰りだが、「もー、忙しくて忙しくて、倒れさうでした」と言ふ。ううむ、私も倒れさうなのは同ぢなのだが…。

 結局夜になり、トモコとショウヘイくんに店を任せて、21 時過ぎに家に帰ることにした。その時点で、お客さんがゼロだつたもので。家に着いてすぐに寝た。

 私が帰つた後に、可能涼介が小松美彦さんを連れて来店したさうだ。小松さんとは、4 年ほど前に東京でお会ひしたのだが、その時にオパールには必ず行く、と約束してくれて、実際可能からも「小松さんに言はれてゐるから、そのうちオパールに連れて来る」と言はれてゐたのだが、よりによつて今日来られるとは。運が悪かつたです。基本的に、私は夜にはゐるのですが。トモコの話によると、二人ともかなり酔ッ払ッてゐたさうだ。

 可能によると、小松さんの新著『脳死・臓器移植の本当の話』(PHP 新書)は、バシュラール的な名著、といふ事です。早速、読んでみませう。

小川顕太郎 Original: 2004-May-25;
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