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 Diary 2004・6月30日(WED.)

腰痛 3

 昨日に引き続き、整骨院に行き、施療を受ける。かなり回復した様子。これなら、と、オパールに行く。

 店では、常連の人たちに色々と気遣ひの言葉を貰ふ。ベッチからは、足の痛み・腰の痛みが消えるやう祈願されてゐる「健脚健康草履守」といふ、野崎観音からのお守りまでいただく。ありがたうございます。みんなの励まし・気遣ひのおかげで、私も元気に働くことができます……。が、みんな、案外に私が元気さうなのが不満らしく、チョイチョイ不満の言葉が混じつたりし始めた。最初は微妙な変化だつた。「もう、動いて大丈夫なんですか?」といふ言葉のイントネーションがなんとなく変はつただけであつたのだが、「もう、動いて大丈夫なんですかー?」と怪訝な要素が強まり、「もう、動いて大丈夫なんですか!!」と怒気を帯びてきて、しまひには「なんで動いてゐるんだ!!!」と罵声を浴びせられた。病気になるのも難しいものである。

 遂には、ハッシーの病自慢が始まつた。「ケンタ LOW さん! ボクなんか、ずつと体中痛いですよ! 股関節なんて、7 年間も痛いですよ!! ほら、こうやつて普通にしてゐても、痛いんですよー!!」

「ホントに痛いのかよ、大したことないんぢやないか」とマツヤマさん。

「いや、ホンマですッて。メッチャ痛いんです!!」

「ぢやあ」と、マツヤマさんはハッシーの腕をギューッと抓り上げた。

「イタタタタタ!! な、なにするんですか!」

「今のと、股関節と、どつちが痛い?」

「あ、それは股関節です」

「ふーん」と、今度はババさんがハッシーの腕をギュギュギューッと、抓り上げた。

「アタタタタタタ!! な、なにするんですか!」

「今のと、股関節と、どつちが痛い?」

「それは、もちろん、股関節です」

「ふーん」

 私は、笑ふとまだ腰に響きます。

小川顕太郎 Original: 2004-Jul-2;