京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2004・6月21日(Mon.)

エントランス工事

 朝から台風。我が家は構造が不安定なので、グラグラと風に揺れる。が、そんな事よりも、問題はオパールの入つてゐるビルのエントランス工事である。なんだか、凄いことになつてゐるのだ。

 入り口からエレベーターまでの細く短い道の、片方の壁は全て取り払はれ、柵と「安全第一」と書かれたシーツになつてゐる。もう片方の壁は表面が削り取られ、配線類が剥き出しになつてゐるのだ。さらに天井まで破られ、なんだかビロビローンと垂れ下がつてゐて、とても生きてゐる(営業してゐる)ビルとは思へない。実際本日来店してくれた常連さんたちも、リカさんは「看板は出てゐるんだけど、本当に営業してゐるのか、どうか、と、迷ひました」、カンベさんは「えらいことになつてゐますねー、下」、ハッサクさんは「なんか、凄いー」、オイシンは「海洋堂が出した夏目漱石のフィギュア、手に入れたんですよ! 嬉しい!!」と、それぞれ口にした程である。うーん、ただでさへ今月は売り上げが悪いのに、こんな事では…。

 しかし、考へやうによつては、かなりカッコイイ、とも言へる。廃墟のやうなビルの中に足を踏み入れ、ボロいエレベーター(これはもともとボロい)で 6 階まで上がると、いきなりそこにはカフェがある。…これは、本来のあるべきオパールの姿に近いのではないか。

 とはいへ、やはり工事は早く終はつて欲しい。初めて来る人にとつて、入り難いことこの上ない状態であるのは間違ひないだらうから。

 みなさまの御来店をお待ちしてをります。

小川顕太郎 Original: 2004-Jun-23;