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 Diary 2004・7月7日(WED.)

七夕

 ワリイシさん浴衣にて来店。「ちょつと、不作法なことしていいですか?」と言つて、足袋を取り出す。鼻緒ズレをしたらしく、痛くて我慢できない! と、足袋を穿くことにしたのだ。そこにやつて来たハッシーが、「え? 浴衣に足袋はダメなんですか」と尋ね、「うん、まァ、格好悪いわねー」「いやー、ボクそんな感覚、分からないですわ。普段、浴衣とか着物とか着ないんで」「さうねー、パジャマに革靴を合はす、ッて感じかな」「ハハハー! それはおかしい、それは変や。なるほど、さういふもんなんですか」といふ会話が交はされた。

「でも、ハッシー、肉体労働をしてゐるわりには、肌がキレイやねー。毎日屋根の上で直射日光を浴びてるのに」「あ、さういへば昔、オゾンホールがどうのこうのといふ話がありましたが、あれ、どうなつたんですかね」そりャ、オゾンホールは年々拡大してゐるだらう。なんら、有効な対策はうたれてゐないんだから。車も増える一方ぢやないか? 煙草より自動車の方が、はるかに健康にも環境にも悪いんだから、煙草より先に自動車を取り締まるべきなんだよな、本来。ま、嫌煙権はファシズム運動だから、仕方ないか。「うわー、ぢや、ボク、まずいですかねー。もう、毎日直射日光浴びて、肌なんて真ッ黒なんですけど」「うーん、健康にはよくないんと違ふ? 日焼け止めでも塗つて仕事したら?」「いや、すぐに汗で流れてしまうんですよ。だから、気持ち悪くて、最初からつけません」確実に、美容には悪いな。今の若い娘たちは、格段に美容情報が行き渡つてゐるから、誰も肌なんて焼いてゐないだらう? それどころか、手袋に日傘の娘の姿もよく見るやうになつた。美容的には、ハッシーは時代に逆行してゐるな。「あー、仕事やめたくなつたー!!」

 と、まァ、下らない話を続けてゐるうちにアキラ 28000 やマツヤマさんやオイシンが来たりして、帰つたりして、七夕の夜は更けていきましたとさ。

 寝苦しい夜、といふか朝〜昼、が続きます。

小川顕太郎 Original: 2004-Jul-9;