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 Diary 2004・2月2日(MON.)

ギャシュリークラム

 リカさん来店。最近は煙草を吸はなくなつたんですね、と言ふワダくんの言葉に対して、「わたし、ケンタロウさんに怒られて、煙草をやめたんですよ」と言ふ。ええ!? そんな事あつたかなァ? 確かに私自身は煙草を吸はないけれど、煙草を吸ふことに対しては否定的ではないし、それどころか最近の嫌煙権運動に対してはハッキリと否定的だし、そもそも私は人を怒るほど度胸はないし。ほんとに、そんな事あつたのかなァ?

 ベッチ来店。早速ローライダーバイシクルを見に、ナチュラルサイクルまで行つてきたさうだ。するとすでに店頭には現物があり、店員の人の話だと、これは毎年秋には次の年用の分が発売されるもので、今あるのは 2004 年の分といふことだつたらしい。とはいへ、一度に 100 台ほどしか日本に入つて来ないので、やはり早く買つた方がよいらしい。値段は 5 万 9 千円。まだカスタムアップする前の姿なので、ベッチの目にはチャチにみへたらしく、その場で購入するのは止めたさうだ。それでも、どうしようかと頭を抱へてゐた。

 ハシモトくん来店。といふか、本日はあまりに暇だつたので、試しにハシモトくんを呼んでみたのだ。すると本当に来てくれた。うむ、有り難い。ハシモトくんはオパールに置いてあつたエドワード・ゴーリーの本、『ギャシュリークラムのちびつ子たち』を読んで、大笑ひする。一度、「え? これ、笑つて読んでいいんですよね?」と確かめた後、身を捩つて笑ひ続けた。「ギャシュリークラムのちびつ子たち」は、アルファベット順に子供たちが次々死んでいく、といふ絵本。ここまでうければ、私もゴーリーの本をオパールに置いておいた甲斐があつたといふものだ。

 トモコに、リカさんの話をする。と、「あー、あつた、あつた。そんな事があつた。わたし、煙草を吸ふ人によくそんな事いふなァ、と呆れたことがあつた」と言はれてしまつた。一体何を言つたのか? トモコも詳しい内容は覚えてゐないさうだ。気になる。

小川顕太郎 Original: 2004-Feb-4;