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 Diary 2004・12月31日(Fri.)

1年を振り返り、反省する

 本日で平成16年も終はり。よつてこの1年を振り返り、反省すべき所は反省して、来年をより良い年にするためのよすがとしてみようと思ふ。

 まづ、今年の頭にたてた目標のうち、どれだけが達成できたかを考へてみる。すると、なんと! その数ゼロ。酷いものである。大いに反省しなくてはならない。が、逆にどれだけが達成できなかつたかを数へてみると、その数もゼロ。…よく考へれば、そもそも今年の頭に目標などたててゐなかつた。これでは達成のしようも、失敗のしようもない。来年は、まづ目標をたてることを目標としよう。みごと目標を立てることができれば、それで目標は達成された事になる。よし、では来年の目標。オパールの支店を10000店作る!!!!!! …これで、目標は達成できた。

 しかし、目標のことはさて置いても、反省すべき点はまだ他にも色々とある。私自身の生来の無精さが災ひし、あるいは私の力が足りなくて、非常に残念な結果に終はつた事がたくさんあるのだ。たとへば、ブッシュを再選させてしまつた。イラク戦争を止めることが出来なかつた。津波を止めることも出来なかつた。狂牛病を阻止することも出来なかつたし、アカデミー主演男優賞を貰ふことも、助演女優賞を貰ふこともできなかつた。何より遺憾なのは、御世継ぎを産むことが出来なかつたことだ。皇室の将来のことにはホントに心を痛めてゐて、なんとか御世継ぎを、と頑張つたのだが、結局産むことは出来なかつた。私が男であつたのが良くなかつたのかもしれない。なんにせよ、あれもこれも全て私の不徳の致すところである。大いに反省したい。

 ところで、いま世界はグローバリズムの波に覆はれてゐる。これは規制撤廃をすすめ、自由競争を徹底することによつて、弱肉強食の世界、つまりは弱いものが強いものにやられるといふ非常に身も蓋もない世界へと変はりつつあるといふ事なのだが、かういつた世界では、あつかましい奴、押しの強い奴が生き残る。私のやうに謙虚を旨とし、常に自らを省みてゐるやうな人間は潰されてしまう。それではいけない。実は、私の反省すべき点は、私が反省をする、といふところではないだらうか。決して反省などしない、厚顔無恥の人間にならなければ、これからの厳しい世界で生き抜いていく事はできないだらう。たとへばお金を貸したとしても、私のやうな奥床しい人間は、返済を催促する、といふ事ができない訳だが、これではいけない。これからは、貸してもゐないお金の返済を迫るぐらゐでなければならないだらう。よし、来年は、これでいかう。

 早速だが、オイシン、500万円はやく返してくれ。

小川顕太郎 Original: 2005-Jan-4;