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 Diary 2004・12月10日(Fri.)

間違つてゐました

 さる事があつて、その事は明日起こるので明日の日記に書くけれども、久々にフクダツネアリの『私の國語教室』を開いてみたら、愕然としてしまつた。やはり、といふか、前から間違つてゐるんぢやないか? と思ひながらも面倒くさくてそのまま使ひ続けてゐた仮名遣ひが、やはり間違つてゐたのだ。それは、「感ぢる」といふ奴で、これは正しくは「感じる」なのだ。これは文語形が「感ず」なので「ざ行」の活用となつて、「感ぢる」は間違ひで、「感じる」が正しかつたのである。たとへば「閉ぢる」は、文語形が「閉づ」となつて、「だ行」の活用となるので「閉ぢる」でいい。この場合と混同してゐた。「感ぢる」と書く度に、なんか変だなァ、とは思つてゐたのだが、調べるのが面倒でそのままにしてゐたのだ。恥づかしい(←これは正しい)

 歴史的仮名遣ひで日記を書くやうになつてからどれほど経つのか分からないけれど(調べれば分かるが、面倒だ)、最初の頃こそ慎重に書いてゐたものの、直に投げやりになつて、いい加減に書き飛ばすやうになつてしまつた。日記そのものを書き飛ばしてゐるのだから、仕方がないとも言へる。いや、言へないか、そんなこと。とにかく、以後気をつけます。

 たとへ間違つても、それが日記のネタになるのだから、いいもんだよ、うん、人生は。

※サイト管理人注:この日記以外の「感ぢる」表記は、「感じる」に修正しました(2006年10月24日)。

小川顕太郎 Original: 2004-Dec-12;
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