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 Diary 2004・8月9日(Mon.)

タイ

 ミオさん来店。日本に帰つて来てゐたんですね。休暇で? と問へば、「もちろん、仕事です」。そんな仕事の合間を縫つて、ミオさんは graf のやつてゐる「8 月のタイ」といふ展覧会に行つてきたさうだ。タイのアーティストやタイに関係のあるアーティストの作品を詰め込んだものらしいが、かなり面白かつたらしい。

「知りません? 雑誌、新聞、テレビ、と、あらゆるメディアで取り上げられて、凄く話題になつてゐるみたいでしたけど」

 ううーむ、全く知らなかつた。情報棄民だな、私は。タイと言へば、映画『マッハ !!!!!!!!!』、では大騒ぎしてゐたのだけれど。もしかして、今、タイブームなの?

「実は数ある作品の中で、浅野忠信の絵が凄く良くて。ビックリしました」

 浅野忠信? あ、さうか、タイの映画に出たんだよね。とても評判になつてゐる奴。うむ、断片的には入つて来てゐるな、情報。ところで、ミオさんはタイに行つた事があるんですか?

「2 回ほど。凄くいい所ですよ。国民のみんなが礼儀正しい! 私、外国に行つて、自分のことを野蛮人のやうに感じたのは、タイが初めてかも。他に行つた外国は、たいてい、日本人より粗野だから」

 その後、ババさんが来店して、ババさんも近いうちに台北に遊びに行く予定があるやうなので、台北の話になる。台湾では、画学生は必ず(教養として)水墨画をやらねばならないとか、蒋介石一族はまるで貴族で、身のこなしや喋り方、雰囲気などがまるで違ふ、とか、台湾にはハリウッド映画しか来ないので、映画祭が凄い人気だ、など。ううーむ、かうやつて外国の話をしてゐると、外国に遊びに行きたくなる。メキとかカリとか。

 台北も今年は暑かつたさうです。

小川顕太郎 Original: 2004-Aug-11;