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 Diary 2004・4月5日(MON.)

ソメイヨシノ

 ショウヘイくんが「ソメイヨシノは寿命が短いさうですね、新聞に載つてました」と言ふ。しかし、今月号の雑誌「NEWTON」には、ソメイヨシノは寿命が短いといふのは俗説、といふ記事が載つてゐた。ソメイヨシノは最初の 1 本から接ぎ木で広がつたクローン櫻なので(遺伝子が同じ)、1 本のソメイヨシノがなんらかの理由で枯れると、周りのソメイヨシノも一斉に枯れてしまうらしく、その枯れ方が劇的なので、ソメイヨシノの寿命は 60 年、といふ俗説が広がつたのだといふ。が、100 年以上生きてゐるソメイヨシノもあるさうで、植物の寿命は基本的には環境との関係に依る、のださうだ。なるほど。

 ノガミくん来店。したらしい。私は会へず。ユキエさんの話によると、オパールの入り口の所に回転暖簾をつけたらどうか、といふ提案をして帰つたらしい。六本木ヒルズでの例の事件に想を得たのだらうが、ノガミくんらしい、場当たり的なアイデアだと思ふ。東京での生活はどうなのだらうか。

 ソメイヨシノの話に戻ると、ソメイヨシノは野生種のエドヒガンとオオシマザクラの間にできた種間雑種で、江戸時代後期に江戸染井村(東京都豊島区駒込)の植木屋が「吉野櫻」と称して売り出し、明治になつてから日本全国に広がつた。といふ。…いや、その、書くことがないもんで。

 今年は寒い故か、櫻が散らずに長く残つてゐます。

小川顕太郎 Original: 2004-Apr-7;