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 Diary 2004・4月4日(SUN.)

言葉遣ひ

 町内会の集まりがある。今期、我が家は町内会の副会長をしなければならない事になつたのだ。まァ、仕方がない。副会長といふのは、特に何もしなくてよいさうだ。実際、前副会長の人から書類一式を渡されたのだが、その人も一年間一度も中を見なかつたさうだ。家の前に掲げる「副会長」と書いた表札を預かつて、帰る。

 ハッシー来店。昨日借りたビデオ 3 本を、もう観たのださうだ。「だいぶ良かつたです」といふのが感想。本日、早速マツヤマさんとサコさんに会つてその映画について話し合へたのが、また良かつたさうだ。ハッシーの偉いところは、3 本ともノートに感想を記し、インターネットを使つて各映画についての詳細や評論を調べてゐるところ。なんだか、凄く向学心に燃えてゐるやうな。このこころあながちにせつなるもの、とげずといふことなきなり。

 ところでハッシーはよく「だいぶ良かつたです」と言ふ。これも独特の言葉遣ひだと思ふが、変といふ程ではない。ところがタカハシくんは、「良かつたでした」と言ふので、これは変だといつも指摘してゐる。それを言ふなら「良かつたです」だ、と教へるのだが、何度言つても「良かつたでした」と言ふ。どうも我々の前では丁寧に喋らうとしてゐて、でも敬語がちやんと使へないので、何でも「でした」をつけてしまうやうだ。「おいしかつたでした」とか。

 もうひとつ気になる言葉遣ひで、これは最近長髪にしつつあるオイシンもよく口にしてトモコに怒られてゐるのだけれど、例へば「できなくて」を「できんくて」と、「な」を「ん」と言ふのがある。「行けなくて」を「行けんくて」などと言つたりする。これは間違ひなのかどうかは分からないが、どうにも品がなくて、気になる。「しなくて」を「しんくて」とか「せんくて」とか。どうも最近の若者言葉のやうな気がする。もしさうだとしたら、これは直されるべきだらう。若者言葉は、常に矯正されるべきだからだ。

 今日は一日雨でした。

小川顕太郎 Original: 2004-Apr-6;