京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

Home > Diary > 03 > 1121
 Diary 2003・11月21日(FRI.)

B対決

 陳五郎さん来店。陳五郎さんは「奇魂」同人の方で、現役ブルースマン。幾度かオパールに来店いただいてゐるのだが、今までは掛け違つて、会ふのは今日が初めてである。いかにも日本のブルースマン然とした、小柄で痩身の方で、当たりも柔らかく、感ぢの良い方であつた。私が「今日はライブか何かですか?」と尋ねると、お連れの方が「今日は先生が新聞に載られたので、そのお祝ひを兼ねて…」と言つて、京都新聞をみせてくれた。示された所には、棋譜が載つてゐる。え? 将棋? と意外な展開に戸惑つたのだが、そこはそれ、適当に話を合はせてしまつた。が、後から考へてみるに、陳五郎さんはブルースマンであるだけではなく、アマチュア棋士でもあり、それも皆から「先生」と呼ばれる程だからかなりの腕前であり、なんらかの大会で優勝したとか何とか、さういふ事だつたのではないだらうか? それなら、ちやんとお祝ひを述べるんだつた。全く、自分の鈍さにはイヤになります。

 実を言ふと、今オパールの周りでは、激しい B 対決が行はれてゐるらしいのだ。これは B-BOY ファッションを競ひあふ、といふ、分かるやうな分からないやうな対決で参戦者はベッチとタケオカくん。それに、ワリイシさんか? とにかく中心はベッチ VS タケオカくんで、もちろんベッチが大きくリードしてゐる。何と言つてもベッチは、アヴァランチでブリンブリンを 10 万円分近く購入してゐるほどなのだ。今日もまた、ズボンをひとつ買つてきてゐた。うーん、私も完全に負けてゐる。で、一方のタケオカくんは、先日やつとロッカウェアでズボンを購入したらしいのだが、シャツ類がなく、穿いて歩くことができない、といふざまだ。それどころか、マツモトさんの反対にも関はらず、ズボンの裾を直したさうで、本来なら下げ穿きをしたらズボンの裾は足下でグチャッと溜まらなければならないのに、ストンと真つ直ぐにしてしまつたといふのだ。それぢやあ、下げ穿きぢやなくて、ただの短足ではないか。大丈夫か、タケオカくん。もつと研究を重ねて、一発逆転を狙つて下さい。私の考へでは、体型を活用してサモアンギャングのやうにすれば勝てない事もない、と思ひます。ブー・ヤー・トライブの新譜も出たことだし。

 私もアウターを買はなくては。

小川顕太郎 Original:2003-Nov-23;