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 Diary 2003・11月20日(THU.)

なんばパークス

 難波へ。最近できたばかりの「なんばパークス」に行つてみる。イチモトくんから「別に大したことないですよ」と聞いてはゐたが、確かに大したことがない。この程度のものしか作れないとは、大阪もダメなのかなァ、と考へる。雨のせゐもあるかもしれないが、人の数も少なかつたし、不況感があたりに張つてゐる。複雑な気持ちで、「なんばパークス」内でやつてゐる「南海ホークス・メモリアルギャラリー」を眺めたりした。

 この「なんばパークス」は、6 ・7 ・8 階がレストラン階になつてゐるのだが、その最上階 8 階は、庭園と「スッド ポンテベッキオ」のみとなつてゐる。「ポンテベッキオ」の 4 号店だ。もちろん、のぞいてみる。ここは、「ポンテベッキオ」初の試みとして、ピザを出してゐるのがウリである。店は奥のレストランと手前のピッツァテリアの二つに分かれてをり、ピザが食べられるのは手前の方だ。私とトモコはそこで食事をした。厨房内に設置された窯で焼かれたピザは、生地がしつかりしてをり、とても美味。とはトモコの言で、ピザがそれほど好きではない私は、フーンといつた感ぢ。店内は音楽がガンガン流れてゐたりと、雰囲気はあまり「ポンテベッキオ」ぽくない。が、これが「なんば」といふ土地には良いのかもしれない。などと、いい加減な事を考へながらワインのお代はりをする。

 ワインと言へば、ボジョレーヌーボーが解禁となつたので、百貨店などで試飲をやつてをり、そこで 5 種類くらゐのヌーボーを飲む。当たり前だが、若い。今年のヌーボーは出来が凄くいい! と言はれてゐるみたいだが、どうも私は若い味のワインの良さが分からないやうだ。人間が若い、未熟なのだらう。試飲をするだけして、結局買はなかつた。

 タワーレコードが夜の 11 時までやつてゐるのに驚く。さすがは大阪、と入つてみるが、ザーッとチェックして、これならアマゾンの方が安い、と判断して買はず。

 浮浪者の人がやたら目につく。大阪には独特の匂ひがあるが、それにはこれらの人々の匂ひも混じつてゐるのかもしれない、と思ふ。

 妙に暖かい一日でした。

小川顕太郎 Original:2003-Nov-21;