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 Diary 2003・5月9日(FRI.)

BUTCH IS BACK!

 篆刻教室に行く。そこでアサノさんから、例の八紘一宇塔が印刷された 10 銭札の白黒コピーをいただく。アサノさんは本当はカラーコピーをしてくれやうと思つたらしいのだが、不適切なモノなので印刷できません、といふ表示がコピー機に出て、コピーできなかつたらしい。やはりお金はカラーコピー出来ないやうに(偽造防止のため)、なんらかの工夫がしてあるのだらうか。しかし、10 銭札をコピーするのに何円かかることか。

 ソウルサバイバーズに行く。今日はスペシャルゲストとして BUTCH がイギリスからやつて来てゐる。我々は店が終はつてから駆けつけたのだが、なんとか BUTCH の 2 回目の DJ には間に合つた。BUTCH は前回よりさらにパワーアップした感ぢで、DJ スタイルもよりアッパーになつた印象だ。良質かつレアな音源を次々と披露。最近はヒップホップ漬けで、いささかノーザンソウルから遠ざかつてゐた私は、ほとんどの曲が分からなかつたが、それでも十分楽しめた。格好いい曲ばかりで、ホント、ソウルの世界は奥が深い、といふか泥沼だな、と改めて感ぢる。〆はマイ・フェイバリット・ナンバー『I CAN'T SPEAK』(ジミー・ボ・ホーン)で。なんか、嬉しい。

 続いてヒラノさん。MC で BUTCH を讃へたりして、気合ひの入つてゐる感ぢだ。安定したプレイ。お馴染みのナンバーが次々と飛び出し、フロアを沸かす。そして、『Another Sundown In Watts』で、ラストのイチモトくんに繋ぐ。今や京都のノーザンソウルシーンを背負つて立つことになつたイチモトくん。時にマニアックに、自分の世界に走りすぎたりして、シーンの中心に立つにはいささか不安(?)があつたりしたのだが、今日のプレイはほぼ満点だつたらう。みなのソウルをがつちり掴む、選曲とプレイ。前回の BUTCH 初サバイバーズ時に較べると、人数も少なく、気の狂つたやうなノリもなかつたが、それでも、これからのソウルサバイバーズに明るい希望の持てる一夜だつた。

 それにしても、スニーカーだとノーザンダンスは踊りにくいなあ…。

小川顕太郎 Original:2003-May-10;