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 Diary 2003・5月4日(SUN.)

阪神は優勝

 ヤマネくん来店。最近の阪神は調子がいいみたいぢやない、と私が声をかければ、フッと溜息をひとつついて、かう語つた。

「まあ、ね…。でも、ボクはもう分かつてしまつたんです。今年は阪神が優勝します。これは実は決まつてゐるんです。一種の陰謀みたいなもんなんです! 日本経済を活性化させるために、阪神を優勝させることに決まつてゐるんです。マスコミとかを見てても、露骨に陰謀臭を感じますよ…。だから、別にもうどうでもいいんです。たとへば…」と、携帯電話を取り出して、ボタンを押す。ヤマネくんは、阪神タイガースのサイトに登録してゐるので、携帯で常に阪神の試合の様子が分かるのださうだ。

「あ、負けました! 阪神、今日は負けました。でも…これでもいいんですよ。気にならない。どうせ、優勝するから。あーあ、優勝できなかつた頃の阪神が懐かしいなあー」

 なんぢやそりゃ。まだ、優勝してへんやん。ぢやあ、もう阪神の試合は見に行つてゐないの?

「いいえ、この間の甲子園、巨人に 3 連勝したやつ、行きましたよ! 楽しかつたなあー」

 やつぱり。でも、巨人戦なんて、よくチケットとれたねえ。

「タイガース側は無理なんですけどね。ジャイアンツ側ならとれるんです。ジャイアンツ側で見ました」

 へー! 大丈夫なの?

「ボクも初めての体験だつたので、ドキドキしたんですけど、面白かつたですよ。やはり、いくら巨人側とはいへ、甲子園ですよ! 阪神ファンもチラホラゐるんですけど、阪神ファンの声の方が大きい! 巨人ファンの人たちも『たまには俺たちにも勝たせてえなあー』とか言つてゐて、可愛いんですよ。ははは。いえーい!」

 ま、阪神が優勝して、日本経済が活性化するなら、それに越したことはないけどね。

 本日はゴールデンウィークでした。

小川顕太郎 Original:2003-May-6;