京都三条 カフェ・オパール Cafe Opal:Home

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 Diary 2003・6月16日(MON.)

book cafedas

 可能涼介来店。今日は珍しくお連れさんが二人ゐた。一人は東京の早稲田にて、「book cafedas」といふ古本屋とカフェが一緒になつた店を営まれてゐる蛭田さん。その筋では有名な店らしく、一種のサロンと化してゐるやうだ。みんな集まつてきては、店の真ん中にある炬燵に入つてタダでコーヒーを飲み、議論を交はし、古本も買はずに帰つていくさうだ。…確かに、それはサロンだ。でも、そんな事では経営が…と思つたのだが、実はこの話は可能から聞いた、いささか誇張されたもの。蛭田さんは、「いや、たまには古本を買つていく人もゐます…」と言ふ。そりゃ、さうですよね。

 もう一人は、京都に在住のイバラギさん。このたび、「京ますく」といふ、使ひ捨てではないマスクを作り、各所に卸して売つてゐるのださうだ。百貨店などにも卸してゐるさうで、ひとつ 1900 円。みなさんも、もし見かけたら、手にとつてご覧になつて下さい。

 可能は、先日、早稲田大学に兵頭二十八が講演に来たので、見に行つたさうだ。可能によると、副島隆彦の時もさう思つたらしいのだが、兵頭二十八も吉田松陰系の憂国の志士だつたらしい。早稲田の学生たちに向かつて、「みなさん、今のうちに日本の古典を 50 冊は読んでおいた方が良いですよ…」と語りかけてゐたさうなのだが、突如身を震はせ、「いや、読んでくれえええ!!!」と絶叫したといふ。正に、憂国の魂の叫び、といつた感ぢで、可能はいたく感動した、とのこと。

 さういへば、今日はタカハシくんが、女の子と一緒に来店した。いつか彼女を連れてオパールに来ます、といふ約束を、早々と果たしたことになる。いや、まだ彼女とは言へないのかな? 知り合つたばかりだといふし。なんにせよ、頑張れ! と、妙に励ましたくなるのが不思議なのでした。

小川顕太郎 Original:2003-Jun-18;