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 Diary 2003・7月30日(WED.)

茄子
アンダルシアの夏

 MOVIX にて、映画『茄子 アンダルシアの夏』を観る。これは1時間に満たない小品であるせゐか、1000 円均一。空いた時間を使つて、気軽に観ることができる。何といつても、この作品は、本年度のオパール選出映画ベスト 1 を捕ると予想された映画。やはり、選考委員として観ておかなければならないだらうなあ、と、考へて観たといふ次第である。で、感想は…。ま、別にイイんぢやないの、といつたところ。特に面白い訳でもないが、もともと期待値ゼロだつたし、懸念された清志郎の「自転車唱歌」も、そこまで酷くなかつたし。ババさんにでも色々ときいてみたい事はあるが、旅先からババさんが帰つてくる頃には、多分すべて忘れてゐるでせう。

 閑話休題。やられましたよ、今日は。実際に店にやつて来た人がひとり、後は電話攻勢。新聞社や出版社やテレビ局。例の、大地義行さんの事件の件です。私は知らん! と、言つてゐるのに、困つたものです。みんなインターネットの検索で、私の日記に至る訳ですね。案の定、昨日・今日と、私が大地義行さんについて書いた日記が、猛烈に見られてゐます(解析による)。しかも!その日記には、私は何も知らない、と書いてあるにも関はらず、ですよ。ま、とりあへず、色々と当たつてみるのでせうね。でも、何て言ふか、ひどいんですよ、取材の仕方が。武士の情けでどことは書きませんが、ほとんど誘導尋問のやうなやり方です。

「何でもいいから、思ひ出してください。よーく、思ひ出してください。」

「と、言はれましても、一度お客さんとして来られただけですし…」

「体つきはどんな感ぢでしたか?」

「まあ、ガッチリとした…」

「如何にも凶暴さうな感ぢですか」

「いや、いや、そんなことはないですよ」

「何か事件を起こしさうな気配はありましたか」

「そんなもの、分かりませんよ」

「よーく、思ひ出してください。何でもいいから、思ひ出してください」

「うーん、そんなこと言はれてもねえ」

「あ、さうだ。その時、ちやんと支払ひはしましたか?」

「!」

 ま、大体、こんな感ぢです。それにしても、無銭飲食までさせたいか?

 これを読んでゐる記者の人たちに再度告げます。私の所に取材に来ても(電話をかけてきても)、得るものは何もありません。それと、もう少し、下調べをしてから取材をした方がよいと思ひます。よけいなお世話かと思ひますが、みなさん、あまりにも何も知らないやうなので。以上。

小川顕太郎 Original:2003-Jul-1;

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茄子 アンダルシアの夏(BABA)